内容説明
自然災害で怖いのは、地震・台風・感染症!パンデミックはいつおきてもおかしくない!一人の発病からわずか2ヵ月で64万人の日本人が死亡!最悪の予測から生き残る方法。
目次
第1章 一九六八年のパンデミック
第2章 感染症征服は夢だった
第3章 なぜ悪魔は復活したのか
第4章 新型インフルエンザの足音
第5章 検証・新たな流行の重症度
第6章 予測・大流行の世界
第7章 現実的なサバイバル方法
著者等紹介
濱田篤郎[ハマダアツオ]
1955年、東京都に生まれる。東京慈恵会医科大学卒業後、アメリカへ留学し、感染症学、トラベルメディスンを習得する。帰国後に同大学の熱帯医学教室講師を経て、労働者健康福祉機構・海外勤務健康管理センター所長代理。海外渡航者の診療にあたるとともに、SARSや新型インフルエンザなど海外の感染症対策事業を運営している。外務省の新型インフルエンザ対策・医療専門家委員も務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Humbaba
9
疫病が広がると、それによって社会を安定させるために回していた人たちの数が足りなくなる。それにより、これまでは当たり前に享受できていたものが得られなくなってしまう。もしも問題が発生しても被害を最小限に抑えるように様々な準備を行っているものの、予定通りうまくいく保証はどこにもない。2016/07/03
葉
1
香港カゼの例をとり、新型インフルエンザとして、鳥と人のA型ウイルスについて述べられている。日本の死因は1950年には結核が多かったが、1955年から脳卒中が1位である。新興感染症として、SARSウイルスが新しい。バルトネラ菌やハンタウイルス、プリオン、ニパウイルスなどは聞いたことがない。行政や医療提供サイドの遅れがあるとしている。三井住友海上グループのインターリスク総研が2008年に行ったアンケートは新型の対策がなされていないことが挙げられている。2015/12/14