講談社+α新書<br> 高次脳機能障害と家族のケア―現代社会を蝕む難病のすべて

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講談社+α新書
高次脳機能障害と家族のケア―現代社会を蝕む難病のすべて

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  • サイズ 新書判/ページ数 208p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062725200
  • NDC分類 493.73
  • Cコード C0247

出版社内容情報

物忘れ、注意力低下、人格豹変などにご用心! 「他人事ではない」恐怖の病の全貌と社会復帰のためのリハビリ法!物忘れ、注意力低下、人格豹変などにご用心!
「シャツに腕を通せなくなった」「昨日のことを覚えていない」
軽い転倒でも起こる! 「他人事ではない」恐怖の病の全貌と社会復帰のためのリハビリ法!

わが国の高次脳機能障害者は50万人をはるかに上回ると推定されます。いつ、自分の家族が交通事故や脳卒中で、高次脳機能障害になるかわかりません。けっして他人事ではないのです。私は、脳神経外科の救急現場に、8年間勤務しました。脳に大きな傷を負った人が昏睡状態で搬送され、外科治療を受け、やっとの思いで急性期治療を乗りきり、家族とともに安堵しながら病院をあとにしていきます。しかし、家に帰ってから問題は表面化します。脳が受けた傷によって家庭や社会に復帰する際に、大きな壁に直面するのです。しかし、脳の損傷による後遺症は、リハビリテーションによって大きな希望を見出せます。適切な刺激・環境によって、脳は健常者とは異なる部分が活性化し、数年をかけて再編されていくのです。

●「高次」とは何か
●20年前の事故が原因で精神科病院に
●脳は2階建て構造でできている
●悪い刺激が問題行動を引き起こす
●からだの回復とともにすべきこと
●家族がリハビリの隙間を埋める
●脳はどのように回復するのか
●心の障害へのリハビリテーション
●社会参加への第一歩を踏み出す
●高次脳機能障害者の心のいたみ




渡邉 修[ワタナベ シュウ]
著・文・その他

内容説明

軽い転倒でも起こる!「他人事ではない」恐怖の病の全貌と社会復帰のためのリハビリ法。

目次

第1章 高次脳機能障害とは何か(何が原因で発症するのか;「高次」とは何か ほか)
第2章 多様な症状を理解する(50歳の社長が脳梗塞になった;高次脳機能障害の10種の症状 ほか)
第3章 入院中に家族ができること(下校途中に車にはねられた;急性期に家族が知るべきこと ほか)
第4章 家族一丸となって臨むリハビリテーション(ダイビングの免許取得中に溺れた;社会復帰するまでの3つの時期 ほか)
第5章 地域で生活する(悠々自適な生活を送っていたのに;社会のなかで生きる技術を磨く ほか)

著者等紹介

渡邉修[ワタナベシュウ]
1960年、山梨県に生まれる。医学博士。日本リハビリテーション医学会専門医。浜松医科大学医学部卒業後、同大学脳神経外科にて臨床、研究に従事。1993年より、リハビリテーション科。東京慈恵会医科大学付属第三病院で数多くの高次脳機能障害の治療を経験。1995年より、スウェーデン・カロリンスカ病院臨床神経生理学部門に勤務。帰国後、神奈川リハビリテーション病院リハビリテーション医学科医員。2004年、東京都調布市で高次脳機能障害者とその家族、ボランティアで運営するグループ「東京レインボー倶楽部」を立ち上げ、地域でのリハビリテーションの場をつくる。2005年、首都大学東京教授。患者とその家族のケアを最優先に治療している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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藤森かつき(Katsuki Fujimori)

26
「家族だからできる急性期のケア」は、自分の行動が間違っていなかったんだとわかってよかった。症状は重い。書かれている内容は、それに比べるとどれも軽くて現状で参考になる部分は少ない。そして症状の例が多すぎて(どの本でもそうなのだけど)ピッタリの症例を探すことが難しい。でも、時間掛けて治って行く、というところに希望が持てる。6ヶ月でリハビリは打ち切り状態にされてしまうけれど、数年かけて症状は改善して行くものであり、それには家族のケアが欠かせない。逆にいえば、家族のケアでなんとかしてあげることが可能なんだな、と。2019/11/13

アルカリオン

13
良い本だと思う。ただ、30頁あたりで「(医学上の)高次脳機能障害が(医学上の)認知症に含まれることには異論の余地はない」というのは、「(医学上の)認知症が(医学上の)高次脳機能障害に含まれることには異論の余地はない」の誤りであろう。ここは、高次脳機能障害と認知症について、医学上の定義と、医療保険・福祉制度との関係で厚生労働省が定めた定義の(込み入った)関係を説明している箇所なので、この誤植は真剣な一般読者を相当、混乱させてしまうおそれがある。2021/03/08

うさこ

3
「遂行機能」は段取り力。前頭葉が担当する。さまざまな高次脳機能のなかでもっとも高度な能力といえる。 注意力はすべての機能の基礎。すべての能力を底上げする。注意力を鍛える活動はゲーム、テレビ、ドリル、読書、人との交流などなんでもよいが、一回きりではなく好きなことを定期的に複数回行うと効果的。 記憶障害があっても、からだで覚えた記憶は保持できる。できないことは無理をせず、わかるものに置き換える。記憶障害そのものは治らなくても、メモや手帳、スケジュール表を活用して社会参加の機会を増やす。2011/04/19

ひろか

2
「家族ができること」を中心に書かれている。とてもあたたかい感じ。 もし高次脳機能障害の家族になったら、学習の一冊目ともなりうるし、息の長いちょっとしたバイブルにもいいかもしれない。2011/08/15

月のたまご

1
この障害について全然知らなく、家族がどうすればいいのかということも書かれているようなので読んでみた。色々な例が書かれていて参考になったので、また読み返して内容をしっかり頭に入れていきたいと思う。2019/03/16

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