内容説明
淫蕩、凶暴、冷血、女は誰でも突然、変身する。古今東西の悪女ベスト20、4タイプの悪女を知れ。
目次
第1章 凄惨きわまる悪女たち―The violence 西洋篇(アグリッピナ;エリザベート・バートリ;ジンガ;メアリ・チューダー;ベラ・レンツィ)
第2章 凄惨きわまる悪女たち―The violence 中国篇(妲己;呂后;則天武后)
第3章 淫乱に徹した悪女たち―The eros(サロメ;メッサリーナ;王妃マルゴ=マルグリット・ド・ヴァロフ;カテリーナ・スフォルツァ)
第4章 政争に明け暮れた悪女たち―The politics(クレオパトラ;イザボー・ド・バヴィエール;エリザベス一世;西太后)
第5章 スキャンダルまみれの悪女たち―The scandals(メアリ・スチュアート;マリー・アントワネット;マリリン・モンロー;ダイアナ・スペンサー)
著者等紹介
岳真也[ガクシンヤ]
1947年、東京都に生まれる。慶應義塾大学経済学部卒業、同大学院社会学研究科修了。1966年、学生作家としてデビューし、以後、幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
優希
72
悪女の魅力たっぷりの本でした。残虐、淫蕩、政治にスキャンダルとそのネタは尽きません。大量殺人や不倫が主になってくるのは悪女ならではの定番なのでしょうか。ほぼ定番、定説で語られた人たちとありがちな語り口なのでサクッと読めます。マリリン・モンローとダイアナ元皇太子妃が名を連ねていたのは意外でしたが。この手の本は色々と出版されているでしょうから、歴史に悪女はつきものということでしょう。2015/05/20
優希
50
血みどろ、淫乱、政争、スキャンダル。悪女たちの残酷な面が描かれていました。思わずフィクションであるかと思うほどです。でも、ノンフィクションとして、歴史に刻まれている。それが怖いところでしょう。それでも悪女に魅力を感じるのは何故かわかりません。2020/11/14
中島直人
5
(図書館)歴史を題材にした軽薄なゴシップ集。だけど、怖いもの見たさで読んでしまう。2021/06/20
medaka
3
4★小腹がすいたのでオヤツでもかじりながら…と思ってページを開きました。そして39ページでそっと本を閉じました。ちょっとキツ過ぎです(そもそもタイトルからして食欲ダウンな本ですね)特に凄かったのが、ジンガ。かの有名なアイアンメイデンも霞むぐらいの陰惨っぷりです。エリザベートや呂后はテレビで知っていたのですが、なるほどこりゃジンガは無理だ。だって人食っちゃってるし(爆)ドン引きレベルをはるかに通り越した、凄惨で残酷極まりない悪女達のオンパレード。勇気を出して読んでみれば、→2012/01/19
まりも
3
切り口には真新しいものは何もないので、広く浅く歴史上の「悪女」について知るにはいい本ではないでしょうか?2011/04/04