内容説明
ダムがあるから大丈夫、のはずがウソだった。役立たずダムが誘発する“水害”を検証する!!アメリカの大ダムづくりを推進し、政・官・財癒着に安住したツケが被災地にまわった。
目次
第1章 ダムが水害をつくる!!四河川から“四翁”が証言する
第2章 2004“水害”を検証する
第3章 ダムを造らせてきた政治の図式
第4章 「水余り」なのにダム計画は進む
第5章 「洪水」を「水害」にしない知恵
第6章 水害列島2004夏・列島レポート
著者等紹介
天野礼子[アマノレイコ]
1953年、京都府に生まれる。アウトドアライター。「日本ペンクラブ」環境委員会委員。中学・高校・大学を同志社に学ぶ。大学1年より国内外の水辺を釣り歩き、今西錦司博士主宰の「ノータリンクラブ」に属した。1988年に長良川河口堰の着工が発表されると、文学の師・開高健と共に河口堰反対運動を起こし、“川の国”ニッポンに長良川のような川がもうないのはおかしいと、この国のダム建設に警鐘を与える国民運動に育てた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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Humbaba
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何かを手にしようとすれば、その分別の何かを犠牲にせざるを得ない事はある。最初から完全に未来を予測することがかなわない以上、犠牲になるものを過小に評価してしまうこともあるだろう。それを避けて何もしないには愚かだが、犠牲が大きくなった時にも計画を変更せず同じ過ちを繰り返すのもまた愚かなことであろう。2016/04/04
壱萬参仟縁
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ダムも無くてもいいのなら、巨額のコンクリートなどの公共事業はなんだったのか? そして、原発再稼働を画策している昨今、この夏は電力不足、やはり、原発が・・・ということになるような雰囲気も感じる。では、ダムも原発も、冷静にその存在意義を問うには、長野県の脱ダム宣言などを想起しながら、その必要性を改めて問い続けることが大切だ、と思った。2012/05/13
kaz
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★★★★☆ とても読みやすく理解しやすい文章。ダム建設を含めた日本の公共事業のあり方について考えさせられる一冊。2008/09/28
takao
0
ふむ2025/05/21
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