講談社+α新書
はじめて知る仏教

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  • サイズ 新書判/ページ数 202p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062723237
  • NDC分類 180
  • Cコード C0215

内容説明

仏の命を見出すための仏教入門。世俗の欲を捨て自然体で生きる知恵!!ベストセラー『仏教「超」入門』の著者が、「仏教は難解だ」という社会的通念を打ち砕く。

目次

第1章 仏道とは命を愛すること(本来仏教はシンプルなものだった;変哲もない和歌に秘められた仏教 ほか)
第2章 この世に生きながら仏となる(非社会的なものが人間を生かす;世間を超越しているのが仏道 ほか)
第3章 失われた仏の歴史(「ブッダ」とは悟りを得た人;無視された遺志 ほか)
第4章 知性と信心(正法とは何か;いかにして煩悩を乗り越えるか ほか)

著者等紹介

白取春彦[シラトリハルヒコ]
青森県青森市に生まれる。独協大学外国語学部ドイツ語学科を卒業。1979年、ベルリン自由大学入学。哲学・宗教・文学を学ぶ。1985年に帰国後、著述業に専念する
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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がんぞ

2
『「超」入門』の翌年/ブッダの本来の教えは“執着を離れる”事。「正しい」道とは貪欲・瞋り・痴愚の三毒を知恵で抑えることで、普遍的ルールはない/『寒山拾得』、十牛図①尋牛②見跡③見牛④得牛⑤牧牛⑥騎牛帰家⑦忘牛存人⑧人牛倶忘⑨返本還源(牛とは“仏性”の比喩である)→⑩入廛垂手。これが難しい、仏教は俗人の「愛し愛されて幸福」の対極、「愛は執着、覚りの妨げ」と説く。キリスト教的な“神の愛”が万人に振り注ぐ、といった救済の宗教ではなく、自力で悟らねばならない/日本で最多の阿弥陀念仏と法華経唱題は体育会的試みだが…2021/03/09

かおりんご

2
仏教の解説書なのかと、軽い気持ちで読んだら違いました。この本によれば、今私たちが知っている仏教は、ブッダの境地から外れているそうです。新しい視点を与えてくれます。2010/06/09

miho

0
すごくわかりやすくて、読みやすかった。本来の仏教の教えとは「世間を超越して世間の只中で生きよ」とうシンプルなものだという考えは、もしかしたら熱心な仏教徒の方には納得できない部分もあるかものかもしれないけど、私はとても共感できた。 以前イエスの生涯に関する本を読んだことがあるけど、キリスト教と仏教は似ている部分が多いと感じた。真理とは普遍的なものなのかもしれない。(人々が内面の救いより具体的な奇跡を望むこともまた同じ)2015/03/17

白熊猫

0
仏教に興味があるけれど、仏教って何なんだろうと考えてしまった。 2014/05/11

つやつやはくまい

0
仏教とは何か?仏教は宗教でも哲学でもない。正しく生きるためのシンプルな教えであって、本来は小難しい言葉や分厚い仏典を必要しない。 世間の中で世間の極端な考え方に染まらず生きよ、というのはシンプルだけど難しい。特にネット上では、善し悪しにかかわらず極端な意見が耳目を集めがちだ。 仏教関係者、僧侶や研究者に対してかなり痛烈な批判が本書にはある。現代の仏教に対する著者の憂いを感じた。実際、私もこの本を読むまで仏教のことを何も分かっていなかったし、よく分からないまま日本人は仏教と付き合っていくんだろうなと思う2021/03/03

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