内容説明
アメリカを動かすのはネオコンでも中道派でもない!全米200以上の街で取材した特派員ルポの集大成。日本人が知らないアメリカの「深奥部」の底流に迫る。
目次
第1章 日本人が右往左往するアメリカ流(ニューヨーカーになった瞬間;日米もてない男の差 ほか)
第2章 個性的にもほどがある(アメリカ人のトイレの作法;漢字ブームの真相 ほか)
第3章 スポーツで理解するアメリカ(シェイ・スタジアムが教えること;スーパーボウルのアメリカ的意義 ほか)
第4章 善意の集合体から飛んでくる爆弾(「耐音レベル」の高い人たち;実は細かい国の「とりあえず脇」 ほか)
第5章 イラク戦争下のアメリカ人(砂漠の猿岩石がたれ流す映像;アメリカ兵の「戦う理由」 ほか)
著者等紹介
近藤康太郎[コンドウコウタロウ]
1963年、東京都に生まれる。1987年、慶応義塾大学文学部を卒業後、朝日新聞社に入社。川崎支局、宇都宮支局、学芸部、「AERA」編集部などを経て、1999年からニューヨーク特派員。ロックからクラシックまでの音楽、映画、ミュージカル、文学、美術などを広く取材。全米をくまなく回って書いた名物コラム「特派員メモ」が好評を博す。「週刊金曜日」「AERA」などに定期的に寄稿
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
読書家さん#2EIzez
3
著者近藤康太郎さんは朝日新聞論説委員だった気がする。稲葉えみこさんの後任で朝日新聞肩書きと作家、そして長崎で田畑を耕し猟銃で基本生計を立てている。いまの時代をみるとわたしからすれば理想形と言えるのだけど並大抵の人にはできない芸当だろう。この人の文章の書き方講座に先月行ってきたので借りてきた。 本の内容はアメリカのダブルスタンダードを人々の視点や文化、スポーツ、アメリカの国という立ち位置まじえて教えてくれる。多少アメリカ国民贔屓にみえる。しかし著者はThe日本男子というかんじがするのは観察の細かさや見栄2025/07/03
suchmo
3
小さな差異を大事にする、善意の人たちの集合体=アメリカ戦場から遠くにいる人は、声が勇ましい。 なるほど2022/05/08
てふてふこ
2
2004年出版なので、やはり9.11、イラク戦争の話題が多い。そんな中で共感した言葉「善意の人は得がたい宝だ。しかし善意を確信している集団の心理は底暗い」という部分。2009/11/05
にっぐ
0
最初は軽いタッチで始まって小気味良く読めるが、中盤以降、湾岸戦争のくだりになってくるとどんどん朝日新聞っぽさが出てきて、途端にリベラルな思想書となってしまう。序盤はアメリカ生活エッセイ、中盤以降は朝日の社説を読んでいる感じ。そんなわけで表紙・タイトルや序盤の立ち読みで軽い気持ちで購入すると、途中から妙な洗脳を受けるという地雷がセットされている。序盤の雰囲気で最後まで行って欲しかった。2016/08/02
うたたね
0
まぁ、アメリカには、こんな人もいるよ。っていう話。それだけです。笑2014/12/27
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