内容説明
なぜ、お互いにうまくいかなかったのか!長い間、日中のギャップと向かい合ってきた中国人の著者が、自らの生活体験から見えてきた日中理解のツボを明かす。
目次
序章 日本人のツボ、中国人のツボ(驚きと発見の国、日本;畳、タクアン、味噌汁、相撲 ほか)
第1章 「人情」のツボをくすぐる(中国人は商売上手!?;生真面目な日本人のいら立ち ほか)
第2章 暮らしの基本のツボを知る!(名前を自由に変えられる中国;「トイレがない!」 ほか)
第3章 日本の芝生も中国の芝生も、青く見える(時代遅れな若者;チャイナドレスの復活 ほか)
第4章 厳しい教育社会は何をもたらすのか(日本人留学生の驚き;徹底した能力主義 ほか)
著者等紹介
李景芳[リケイホウ]
1956年、中華人民共和国広西柳州市に生まれる。中学教師を経て、文化大革命後最初の全国大学入学試験で広州外国語学院(現・広島外語外貿大学)日本科に入学する。卒業後、広西大学助手。1983年、来日。帰国後、助教授に。1994年、再来日。追手門学院大学大学院を修了。その後、追手門学院大学、滋賀女子短期大学、大阪府茨木市生涯学習センターなどで語学教育の傍ら、翻訳、通訳に携わる
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感想・レビュー
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ぽしぇっと
3
情報がやや古いのでは、と感じる点もあるが、気軽に読める本。おもに文化の違いに焦点が当てられている。2010/02/11
どっち
1
中国人と日本人の文化の違い。お互いに「えっ?」と思うような事柄を著者の経験談から羅列している。中国では、自由に姓名を変えられる/贈り物は心より価値/豆まき・お屠蘇・七夕は史料にしか残っていない/理や法よりも情、などなど。歴史認識とかの話しはなし。2012/12/04
ノト
1
そのツボを押さえれば中国人に腹が立たなくなるのかと思いきや…日本人の夫を持ち日本の生活が長い著者が、外から公平過ぎる目で故国を見て、公共道徳・公衆衛生などの後進性を歎く項が目立ち、理解より警戒心が深まってしまった…。腐りかけた物を平気で売る物売りとか。日本人の感覚で、有り得ない・恥ずべきこととされることがまかり通る社会は、やはりストレスフルだなあ…。インドネシアの知人が「20年前までTVのチャンネルは2つしかなかった。政治の話をすることは失踪を意味した」と言ってた。世界が共通のモラルの中で安心して暮らし交2010/09/22
カネコ
0
○2011/02/20