内容説明
日本茶の基礎の基礎から遊び方までをわかりやすく網羅。知ってびっくりお茶の蘊蓄、多彩な薬効、いれ方の秘訣。お茶のほとんど全ての知識が満たされる貴重な一冊。
目次
第1章 もっと知ってほしい日本茶のこと
第2章 美味しく飲むための基礎講座
第3章 日常のお茶の美味しいいれ方、実技講習
第4章 生活にあわせてひと工夫!一〇の提案
第5章 知って得する「お茶飲み話」
終章 日本の茶どころと歴史
著者等紹介
小林蕉洞[コバヤシショウドウ]
1945年、福島県に生まれる。明治大学文学部を卒業。煎茶道、蕉風流の初代家元市川蕉月の孫、小林蕉園と結婚後、蕉月に師事し、内弟子となる。1979年、家元が二代目蕉月となる際に、家元補佐に就任。『煎茶道手帳』を執筆・編集したことから、1993年、財団法人全日本煎茶連盟に加盟。自宅の茶室、桃源洞通仙斎を中心にして、妻とともに煎茶教室を開いている。2002年、副家元に就任
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感想・レビュー
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ぺんきち
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茶について知りたいと思った時、まずこの本を手に取ってほしい。1500円くらいの単行本よりも圧倒的に詳しく、文体が丁寧で、カバーする範囲が広い。そしてテーマとする茶について冷静な観点から見ており、盲信していない。素晴らしいのひと言。名著。2022/12/07
高橋直也
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最近のお茶は深蒸し茶ばかりでどれも同じような味に感じます。でも暑い日に、ちょっと渋い煎茶を飲むと体がすっきりする気持ちになりますよね。そういう飲み分けがしにくい世の中だなとお茶については思っています。紅茶なら好きな産地の好きなシーズンを買えますが、お茶は産地と製法とがわかりにくいし買いにくい。習うという選択がないので、そう思っていたのかもしれません。本書の中の覚えきらないほどの話。私たちの生活にそれだけ深く根付いているということなのですね。時間があったら習いたいし、ゆっくりお茶を楽しみたい。2020/12/24