講談社+α新書
ひきこもりと不登校―こころの井戸を掘るとき

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062722285
  • NDC分類 367.6
  • Cコード C0247

内容説明

ひきこもり・不登校の状態は、苦しいものの、彼らのいまの状態は、社会的に巣立つために必要な時間。親や周囲の人で彼らの将来は決まる。対処法も解説。

目次

第1章 問いかけとしてのひきこもり―個人的な問いかけ(ひきこもりは病気か;甘えか、絶望か ほか)
第2章 個室化する身体と精神(ひきこもり前史;ネクラが主流だった時代 ほか)
第3章 問いかけとしてのひきこもり―社会的な問いかけ(きつさをかかえた日本人;自立を強要する社会 ほか)
第4章 内戦からの帰還(不登校―嵐の峠越え;井戸掘りと底つき体験 ほか)

著者等紹介

関口宏[セキグチヒロシ]
1957年、神奈川県に生まれる。1987年、佐賀医科大学を卒業。精神科医、臨床心理士。日本児童青年精神医学会会員。2001年、横浜でカウンセリング専門の相談機関である「文庫こころとからだの相談室」を開設する。ひきこもりを考えていく市民ネットワーク「ヒッキーネット」の呼びかけ人となり、地域に根ざした精神保健福祉活動を展開中
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Asakura Arata

5
昔読んだものを久しぶりに読んだ。普段臨床で不登校の患者さんや家族に伝えていることと同じことが書いてある。無意識的にこの本の内容を覚えていたようだ。著者は、小生の大学の先輩に当たる人。著者が卒業した年に小生が入学している。同級生と6歳年上というところも同じ。2024/06/21

タイクーン

1
至極、真っ当な事を書いている箇所もあれば、首を傾げるような箇所もある。著者自身もひきこもりの経験があっただの、「天下の素浪人」だの書いているが、肝心の医者になるまでの過程は書いておらず、非常にずるい。個人的には、ひきこもりも落伍者も大いに結構。どうせ死んでしまうのだから、小さな枠組みの中で苦しみながら喘ぎながら人生を謳歌すればいい。そして、生と死についてひたすらに考え絶望に浸りながら死んでいけばいい。結局、ひきこもりってのは、日本の旧来からのみんな一緒主義の風土と現代的なシステムとの感覚の齟齬だと思う。2010/09/17

ゆきんこ

0
読むのに10日もかかったわりに何も残ってない。2009/11/17

田中 智徳

0
中二の娘が不登校になり、あわてふためくばかりだったが、だいぶ理解できるようになった。家族も焦ってはダメで、本人が這い上がってくるのをじっくり待つしかない。いわゆる一般的な道とは違った歩みになるはずだが、むしろそれにかけるというか、楽しむ事にしよう。 2022/08/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/254129
  • ご注意事項

最近チェックした商品