内容説明
元東京地検特捜部長が明かす「汚職事件」の真実の姿。刑法の条文は?罰則の重さは?政治家の言い逃れは?続発する汚職事件の捜査・公判はどう進むのか。汚職事件の捜査や公判、意外に知らない実態。
目次
序章 汚職は日本書紀の昔から
第1章 汚職の法律
第2章 汚職の捜査
第3章 汚職事件の公判
第4章 政治と検察の力関係
第5章 今後の汚職捜査のあり方
終章 政治改革は何をもたらしたか
著者等紹介
河上和雄[カワカミカズオ]
1933年、東京都に生まれる。東京大学法学部を卒業、ハーバード大学ロースクール修士課程を修了。1958年、検事任官。札幌地検、旭川地検を経て、東京地検検事の時にハーバード大学に留学。1976年、東京地検特捜部検事としてロッキード事件の捜査にあたる。1983年、東京地検特捜部長、1986年、最高検検事。法務省矯正局長を経て1989年、最高検公判部長に就任。1991年に退官。弁護士として活躍するほか、駿河台大学大学院教授、日本テレビ客員解説員を務める
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