内容説明
地形図片手に、道歩きそのものを楽しむ旅がある。歩くのは廃線の鉄道跡、山中の古道、変哲もない路地。旅行書には載らない、ちょっと冒険的で風情豊かな旅の案内。
目次
序章 旅行書にない「地図の旅」の歩き方
第1章 急坂古道―ゆるゆる歩いて道の風情を堪能する
第2章 廃線路―レールも枕木もない不思議な風景を歩く
第3章 古代官道―町中に消えては現れる古代の幻を追う
第4章 曲折の峠路―うねりくねる世界をとことん楽しむ
第5章 旧街道―路傍の古仏・古跡に感嘆しつつ歴史の道を行く
著者等紹介
堀淳一[ホリジュンイチ]
1926年、京都府に生まれる。北海道大学理学部を卒業。1980年まで同大学理学部教授。同年、人生二毛作に向けて退職、エッセイストに転向。小学生のころから地図の美しさに魅せられ、1960年代より地形図を手に全国の旧道、廃線路、産業遺跡などを歩く旅を開始。地図と旅の愛好者の集まりコンターサークルを主宰。各地を精力的に歩き続ける。1972年、『地図のたのしみ』(河出書房新社)で日本エッセイストクラブ賞受賞
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