出版社内容情報
本邦初!! この本は、スポーツ産業の規模・経済波及効果を膨大なデータから正確に割り出し、地域経済・日本経済への影響を検証しています。そして、次に世界に目を移し、各国のスポーツ・ビジネス戦略を研究、スポーツと経済の関係を解き明かしていきます。
経済好調のアメリカで、スポーツはすでに11番目の産業となっています。自動車産業、電機産業、産業機械産業よりも上位に位置しているのです。しかも、成長途上のフレッシュな産業を周辺に抱え、「乗数効果」も高い。そのためアメリカでは、各地域の「プロ球団誘致合戦」が熾烈を極めています。
オリンピックの数倍のマネーが動くと言われるサッカー・ワールドカップを開催する日本も、2002年、こうしたスポーツ産業としてのダイナミズムを経験することになります。
イチロー・佐々木の経済効果「1億ドル」でシアトルが潤うならば、日本は大相撲を世界に輸出して、ビッグ・ビジネスに育てることができるのか? 飲んで騒いで、そして勝つとき、日本経済の夜は明けるのか? スポーツと経済の楽しい関係を徹底的に検証します。
内容説明
日本、W杯「ベスト8」で経済効果3兆3000億円。成長中のビジネスを傘下に、スポーツ産業は「乗数効果」が高い。飲んで、騒いで、そして勝てば、日本経済の夜も明ける。本邦初、スポーツと経済の楽しい関係論。
目次
第1章 公共事業を上回る経済効果
第2章 スポーツを取り巻く膨大な産業
第3章 スポーツ・イベントのビッグな経済効果
第4章 スポーツの「植民地化」国際戦略
第5章 スポーツを変えたメディアのカネ
第6章 世界の球団「勝ち組」「負け組」
第7章 スポーツで元気になった街