内容説明
対テロ戦争に圧勝かのように見えるアメリカに、なぜか世界の反感は強い。なかでもイスラム原理主義勢力からの憎しみには根深いものがある。その真因と今後を探る。
目次
正義に潜む傲慢
アフガニスタンをめぐる政治力学
「文明の衝突」とイスラム
中東のイスラム過激派
何が米国への怒りをもたらすのか
「反テロ戦争」と米国
「世界新秩序」と「21世紀の新しい戦争」
著者等紹介
小山茂樹[コヤマシゲキ]
1935年、岡山県に生まれる。1960年、東京大学経済学部を卒業後、経済企画庁に入庁。1968~70年、アジア経済研究所海外派遣員としてベイルートに赴任(ベイルート・アメリカン大学客員研究員)。経済企画庁長官秘書官を経て1974年、中東経済研究所を設立。同研究所理事長、帝京大学経済学部教授を経て、東北文化学園大学総合政策学部教授。専門は資源環境経済、中東研究、国際関係
立花亨[タチバナトオル]
1957年、宮城県に生まれる。1981年、慶応義塾大学法学部を卒業後、中東経済研究所入所。同研究所研究員、カイロ事務所長を経て、主任研究員。専門は微視政治学、国際関係、現代中東政治
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