講談社+α新書<br> 毒物の魔力―人間と毒と犯罪

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講談社+α新書
毒物の魔力―人間と毒と犯罪

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784062720847
  • NDC分類 491.59
  • Cコード C0244

内容説明

人はなぜ、古今東西、毒物に魅入られるのか?さらに、人はなぜ微量の毒で死ぬのか?迫りくる毒社会の恐怖を、事件、事故、戦争などを通して分かりやすく解説。

目次

第1章 この世は毒に満ちている
第2章 毒は人のどこを襲うのか
第3章 毒に踊らされた人々
第4章 毒ガスの系譜―オウム、ナチス、日本軍
第5章 となりの工場から毒ガスが噴き出した
第6章 薬が毒となって人を殺す
第7章 食品にまぎれ込んだ毒物
第8章 自然の毒ガス=火山ガスの恐怖

著者等紹介

常石敬一[ツネイシケイイチ]
1943年、東京都に生まれる。東京都立大学理学部を卒業。東京大学工学部助手を経て、1983年、長崎大学教授に。1989年より神奈川大学教授。専門分野は科学史、科学社会学、生物化学兵器軍縮。1981年に出版した『消えた細菌戦部隊』では、旧日本軍の細菌戦部隊である七三一部隊をテーマに、道徳的非難に偏りがちなこの問題を、確実な資料のみを駆使して、科学社会学の対象とすることに成功。1994年の松本サリン事件では、いちはやく毒物を「神経ガスのようなもの」と指摘、以来マスコミに毒物コメンテーターとして登場する機会が増えた
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

yamakujira

7
毒物についての解説書だから当然の理化学的なアプローチに加えて、ナチスが兵器として毒ガスを使わなかった理由を推測したり、オウムのサリン製造能力を分析したり、社会的な話題が興味深い。第5章をまるまる費やしたセベソ事件は毒ガス事故として有名だから知っていても、あらためて事故の状況を読むと悲惨だな。2001年発行の本書ではダイオキシンを猛毒としているけれど、本当の毒性は現在どう評価されてるのだろう。セアカゴケグモ、ヤマカガシ、ヒョウモンダコなどの危険生物の話題が少ないのは紙幅の制限なのかな。 (★★★☆☆)2017/09/11

depo

1
図書館リサイクル本。なかなかこうゆう本は買っては読まない。面白かった。2019/10/22

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