内容説明
パトカーにクレームをつけたら腹を蹴られ殺された。スケッチに出かけたら不審者と思われ射殺された。自ら職権濫用の警察官を有罪にした弁護士が、警察犯罪を暴く。許しがたい警察暴力との法廷闘争、実録。
目次
第1章 失血死の真相―石川県警交通機動隊員暴行致死事件
第2章 至近距離からの銃弾―広島尾道署発砲致死事件
第3章 繁華街での射殺劇―福岡久留米署発砲致死事件
第4章 検察官は見ていた―大阪天満署暴行事件
第5章 阪神ファンへの警察官の集団暴行―大阪曾根崎署暴行事件
第6章 警察官の職権濫用を許すな
著者等紹介
三上孝孜[ミカミタカシ]
1945年、奈良県に生まれる。大阪市立大学法学部を卒業。1969年、弁護士登録。大阪中央法律事務所に所属。大阪府警曽根崎署員の阪神ファン暴行事件で、裁判所から検事役に指定され、暴行警官の有罪を確定させる。日本弁護士連合会と大阪弁護士会の人権委員会の元委員長(現委員)。日本弁護士連合会の人権委員会では捜査機関による人権侵害部門に所属し、警察問題に取り組んでいる。著書には『裁かれる警察―阪神ファン暴行警官と付審判事件』『検証 日本の警察』(ともに共著・日本評論社)がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。