内容説明
「ひきこもる」ことは、そんなに悪いことなのか!?ひきこもりの子どもたちは自分が人とうまく関われないことに苦しみもがいている。人生を賭けて訴える心の叫びに、親はどう応え、何をすればいいのだろうか。
目次
序章 子どもたちの心に何が起こっているのか
第1章 「ひきこもり」の根底にある問題
第2章 人との「関わり方」がわからない
第3章 「親」自信の親との関係性
第4章 「対話する関係」への誘い
著者等紹介
田中千穂子[タナカチホコ]
1954年、東京都に生まれる。東京都立大学大学院人文科学研究科心理学専攻博士課程を修了。臨床心理士。花クリニック精神神経科勤務を経て、東京大学大学院教育学研究科助教授。著書には『ひきこもり』(サイエンス社)、『乳幼児心理臨床の世界』(山王出版)、『母と子のこころの相談室』(医学書院)、『子育て不安の心理相談』(大月書店)などがある
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感想・レビュー
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takao
2
ふむ2023/12/24
Kichitaro Horikoshi
0
2001年に出版された、引きこもり本としては初期の本です。 著者は臨床心理士で多くの引きこもりの子供、家族を観てきました。 1996年には「引きこもり」を出版して、日本の引きこもり問題の最初期に関わっている方です。 引きこもりは特別に悪くなく、問題はその過ごし方にあると指摘しています。 誰にでも起こりえる、精神上の問題という捉え方です。 引きこもりから脱する子は、親が愛情を持って見守るそうです。 これは最も難しいことだと思います。 ほとんどの親は、心配や混乱から引きこもりの子供を非難してしま2013/04/09
Jagrass03
0
無数にあるこの手の本の中では指摘が的確だと思った。あとがきの「これは子どもたちの引きこもりを抜けださせるための攻略本ではありません」という文は重いが、自分の家庭状況に似ていたため、声かけ等の具体例がなかなか参考になった。2011/10/12
kyon
0
家族としての対応やことばかけなど具体的で読みやすい。2011/02/15
昌也
0
再読 本棚2022/03/22




