内容説明
「いわさきちひろ」絵を見れば、だれもが「あ、見たことがある。」と思うほど、多くの人に親しまれてきた画家いわさきちひろ。幼いころから絵をかくことが大好きだったちひろは、画家として、また母として、子どもの姿をかきつづけた。「世界じゅうの子どもみんなに平和と幸せを」と祈りつづけた55年の生涯を、激動の昭和史を背景にえがく。
目次
絵のじょうずなチイちゃん
戦争が始まった
火の海になった東京
平和がもどってきた
さあ、絵をかくのだ
母になったちひろ
夢いっぱいの絵本
世界と握手した旅
にじ色の夢を
ちひろが語りかける美術館
著者等紹介
松永伍一[マツナガゴイチ]
詩人、評論家。1930年、福岡県に生まれる。中学教師を経て上京後、文筆活動に入り、文学・民俗・芸術・宗教など幅広い分野で、さまざまな活動を行っている。1970年、『日本農民詩史』(全5巻)で毎日出版文化賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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dzuka
2
漂流本。 言わずとしれた童画家「いわさきちひろ」の小学生向けの伝記。 伝記のエピソードにでてくる絵やデッサンが差し込んであり、画風の変化や気持ちの持ち方の移り変わりが手に取るように分かり飽きがこない。 一見無邪気に思えるいわさきちひろの絵も相当戦争に影響を受けているというのが印象的だった。確かに、アメコミの大家ジャック・カービーも戦争によって画風が大きく変わったという。戦争というのが人の心にどれだけ大きな負荷をかけるのか。彼女の作品が生み出されたのも残ったのも平和のおかげ。平和への希求を感じた。2021/02/12
綾
1
知らなかったことがたくさん。 世界の幸せ無くして、個人の幸せ無し。の言葉を胸に描き続けたちひろさん、 ちひろさんの絵は心をしゃんとさせてくれます。2020/07/24
ちゃんとら
1
初めてのいわさきちひろさんについての本!知らなかった!知ってよかった!来週美術館いきます。2017/09/14
noritsugu
1
子供向けの本だけど、概要を知るには良い。2012/03/11
ayame.
0
わが子を愛する心で地球上の子どもたちに愛をそそいでいこう。と言う想いで作品を描いていると知って感銘を受けた。2024/06/26
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