Mystery land
透明人間の納屋

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  • サイズ B6判/ページ数 327p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784062705615
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

48
少年時代の思い出を語る1977年現在の話として始まる。事件そのものの謎よりも、まるで透明人間のしわざとしか思えない女性の失踪がメインの謎。全体の半分ほどで「おや、これは?」と思わせる記述が見られるが、結局これがラストにつながり、やはりそうか、と。社会性濃厚な作品で重い結末。ディテールのあちこちや、このテーマ自体、子ども目線で書かれた大人向きの小説と考えるべきかもしれない。2014/05/03

そのぼん

45
『透明人間』になれる方法を知っていると言う青年と、彼を慕う少年とが軸になるミステリーでした。空想の部分も、ミステリーの部分も面白かったです。話しは重めでおとなが読んでも十分に楽しめるものとなっていました。2012/12/15

junkty@灯れ松明の火

43
1人ミステリーランド祭開催中!透明人間に宇宙人、SFなのかとずっと思っていたら驚愕の展開に!確かに某国の匂いは漂わせていましたが、国際的な問題まで出てくるとは正直思っていませんでした。国家としてそんな事をやっているなんて…日本は大丈夫なのか、自分が知らないだけなんじゃないのか?いろんな事を考えさせられました。殺人事件の真相はちょっと強引だった気がしますが、今まで読んだミステリーランドシリーズの中でも異色で、存在感のある雰囲気が嫌いじゃないです!奥の深いシリーズだな〜♪2011/08/19

Cinejazz

22
〝かつて子どもだったあなたと 少年少女のためのミステリ-ランド〟と銘打った講談社出版の本書は、タイトルから想像する児童向けの世界観を見事に覆される超面白本でした。人間の細胞を透明にするという未知のウイルス説に端を発した物語は、透明人間でしか成し得ぬ密室誘拐から殺人事件へと発展し、北朝鮮強制収容所の地獄の様相や日本人拉致被害者、脱北者の足どりにまで及ぶ奇抜なスト-リ-展開に、時を忘れて読みふけってしまう、読み易さとタイトルに騙されてはいけない社会派ミステリです。2021/05/20

おぺろ

20
ミステリーランド3作目!あいかわらずのシリーズらしい怖さがありますね^^;なんと北朝鮮のお話が絡んでいたとは…。もろ大人向け?そうでもないのかしら。私には難しかったです。工作員と呼ばれた方たちも葛藤している方がいたのでしょうね。難しい問題です。それにしても相変わらず挿絵が怖すぎますよ…!ミステリーランドは気合を入れて読まないとですね。色々伝えたいことがつまっているシリーズです。2012/05/29

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