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出版社内容情報
その朝産んだ子馬を救うため、母馬は……？ようやく産んだ子馬が、火事の炎の中にとり残されました。母馬ツルイワカタケは、子馬を救うために再突入したのですが……。ほんとうにあった、美しいお話です。 小学初級から
内容説明
まだ、生まれたばかりの子馬が奥に！燃えさかる馬小屋へ、助け出されたばかりの母馬ツルイワカタケは、ふたたび飛び込んでいった…。母馬が守ったものは、「親子のきずな」。
著者等紹介
長谷川知子［ハセガワトモコ］
１９４７年、北海道北見市に生まれる。武蔵野美術短期大学デザイン科卒業。『ひつじくものむこうに』で、サンケイ児童出版文化賞を受賞。おもな作品に、『１ねん１くみ』シリーズ（ポプラ社）、『げんきいっぱい！えほん』全５巻（教育画劇）、『これが、ぼくのかあちゃん。』（童心社）、『ばばちゃんやさいがいっぱいだ！』『メンコ大王ぼくのもの』（文研出版）、『パパいっぱいだっこして！』（ＰＨＰ研究所）など多数
ひろたみを［ヒロタミオ］
１９４９年、北海道函館市に生まれる。国立函館工業高等専門学校土木工学科卒業。フリーランスのライターとして、雑誌・書籍で活躍。『ジグザグトラック家族』で野間児童文芸新人賞受賞。児童文学にデビューした『そらから恐竜がおちてきた』や、青い鳥文庫『ゲーム・ジャック危機一髪！』（いずれも講談社）がある。ノンフィクションでは、『環境ホルモンという名の悪魔』『「環境ホルモン」安全生活読本』（ともに広済堂出版）がある
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かち
7
北海道の釧路のすぐそばの鶴居村に 牛と馬を飼う、田中牧場があります。 元気に跳ねている馬は、ツルイワカタケ。 もうすぐ仔馬が産まれます… 🔷 馬の出産と授乳を描かれた本は なかなかないのではと思います。 羊水も描かれているし。 産まれて直ぐに立つ仔馬・ 初めておっぱいを飲むシーンが 微笑ましい。…でも、穏やかな日は 突然破られました 馬房から火が出て、あっという間に ひろがったのです。2020/04/13
更紗
0
釧路市の隣、鶴居村の田中牧場さんでの出来事を元に描かれた絵本です。赤ちゃんを産んだばかりのお母さん馬 ツルイワカタケと、その子馬のお話です。子馬が産まれたばかりのその夜のこと、発酵した干草が燃え上がり、小屋は炎に包まれてしまいます。一旦は助け出されたツルイワカタケは、まだ目の見えない子馬を思い田中さんの手を振り切って炎の中に飛び込んでしまいます。悲しい出来事です。いろいろな事を考えさせられる現実です。2013/06/03
しお
0
夏の旅行で北海道を訪れ、この本の舞台になっている鶴居村滞在中に宿泊先の牧場で読みました。 悲しいお話でしたが自然の不思議さも感じることができ、子供も子供なりに色々な感情が沸いていた様子。2018/09/15
