内容説明
准看護師のひとみは、美土里野町の小さな診療所に再就職するべく列車に乗っていた。近くの席に座っていた赤毛のカーリーヘアが目を引く派手な女性が何だか気になる。実はその女性は…。
著者等紹介
福田隆浩[フクダタカヒロ]
1963年生まれ。兵庫教育大学大学院修了。現在、長崎県の特別支援学校勤務。『熱風』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作入選する。長崎県西彼杵郡在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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はる
61
面白かったです。准看護士だったひとみはかつての自分の失敗が心の傷となり、看護士を辞めていた。だが、ある人の勧めから小さな町の診療所に再就職することに。その診療所にやって来たのは、破天荒な赤毛の女性医師だった……。町の人達はこの女性医師に反感を持ち、患者は激減。診療所の人間関係もばらばら。だが、数々の出来事を通してひとみはこの女性医師に惹かれていく…。読みやすく、爽やかな読後感です。2023/03/14
ぶんこ
33
都会の病院で准看護師をしていたひとみ。担当患者が自殺したことを引き摺っていたが、美土里野町の診療所で働くことになる。病院に向かう道程で赤毛の女性が呼吸困難になっ子を救う場面を目撃。その女性が診療所の新しい医者だった。天衣無縫なアン先生に振り回されるが、町の人も徐々にアン先生を認めるようになっていく。周囲の目を気にしないつよさは圧倒的な自信があってなのだろうか。アメリカに行った早川医師の事情も気になる。続編があるようなので楽しみです。2023/04/09
timeturner
5
あまりにも安易なタイトルだし、この手のものってどれも展開は同じだろうしと期待せずにパラ見のつもりだったのが、やっぱりこういうの好きなもので、最後まで一気に読んじゃった。続きも読む気満々。2016/08/29
ひまわり
3
アン先生,好きだな♪2014/02/11
さくらもち
3
美土里野町の小さな診療所にやってきたのは、赤毛のカーリーヘアにすり切れたジーンズの変な女医アン先生だった。最初は敬遠していた町の人たちも、次第にアン先生の型破りな言動と確かな腕前に惹かれていく。 面白かった!読むことはないだろうと思ってた本だったけど、著者が気になったので読んでみたら意外に・・・。アン先生のセリフにいつも胸がすーっとする。2011/08/06
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