出版社内容情報
江戸・東京は知る人ぞ知る崖の密集地帯。東京凸凹地形の第一人者が、鳥瞰CG地図を駆使して巨大都市の崖っぷちを探る1998年から翌年にかけて、にわかに「崖ブーム」が起き、毎日新聞社から『日本崖っぷち大賞』(安斎肇、泉麻人、山田五郎共著)なる書籍まで出版され、TBSや名古屋テレビでも「崖っぷち」をタイトルに冠した深夜番組もオンエアーされた。それから10年、古地図ファンをも巻き込んで、崖ブームは新たなブームになりつつある。
東京は、知る人ぞ知る、崖密集地帯。オフィスビルやマンションなどで密かに隠れている崖を含めれば、東京には膨大な数の崖が潜んでいる。本書は、CG地図などを駆使して、東京の崖を鳥瞰した。東京凸凹地形の第一人者が巨大都市の崖っぷち(クリフエッジ)を探る
第1章 江戸の崖 東京の崖
第2章 「最も偉大」な崖 ?日暮里周辺?
第3章 崖棲み人と動物たち ? 麻布?
第4章 崖沿いの道と鉄道の浅からぬ関係 ?大森?
第5章 崖から湧き水物語 ?御茶ノ水?
第6章 崖縁の城・盛土の城 ?江戸城?
第7章 切り崩された「山」の行方 ?神田山?
第8章 崖の使いみち ?赤羽?
第9章 論争の崖 ?愛宕山?
第10章 「悲しい崖」と自然遺産 ? 世田谷ほか?
第11章 隠された崖・造られた崖 ?渋谷ほか?
最終章 愚か者の崖 ?「三 ・一一」 以後の東京と日本列島?
コラム 東京の崖考察の基本資料
コラム 崩壊地形用語と「崖縁」
コラム 荷風の祠
コラム 日暮里の崖と小林一茶
コラム 崖上の漱石、崖下の一葉
コラム 氷河性海面変動と侵食崖の生成
コラム「バッケの現場」
コラム『江戸名所図会』に見える国府台の崖
コラム 平川の流路
コラム「清正が作った」石垣と崖
コラム 江戸最古の坂 コラム 九段坂は崖だった
コラム 縄文地図のトリック
コラム 霊廟の崖
コラム 崖下にあった国分寺村
コラム 崖と埋葬
コラム 老人の崖 子どもの崖
コラム 「本物」の岩の崖
コラム 「明日の崖」
芳賀 ひらく[ハガ ヒラク]
著・文・その他
内容説明
鳥瞰CGで見た謎の凸凹。江戸城・御茶ノ水・愛宕山・神田山・渋谷etc.東京凸凹地形の第一人者が探る巨大都市の崖っぷち。
目次
第1章 江戸の崖 東京の崖
第2章 「最も偉大」な崖―日暮里周辺
第3章 崖棲み人と動物たち―麻布
第4章 崖沿いの道と鉄道の浅からぬ関係―大森
第5章 崖から湧き水物語―御茶ノ水
第6章 崖縁の城・盛土の城―江戸城
第7章 切り崩された「山」の行方―神田山
第8章 崖の使いみち―赤羽
第9章 論争の崖―愛宕山
第10章 「かなしい」崖と自然遺産―世田谷ほか
第11章 隠された崖・造られた崖―渋谷ほか
最終章 愚か者の崖―「三・一一」以後の東京と日本列島
著者等紹介
芳賀ひらく[ハガヒラク]
1949年仙台市生まれ。日本国際地図学会評議員。淑徳大学公開講座「古地図と文学でめぐる江戸東京 崖っぷち紀行」講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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佐島楓
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