Kodansha sophia books
マンガ超ひも理論 我々は4次元の膜に住んでいる

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  • サイズ B6判/ページ数 237p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062691956
  • NDC分類 421
  • Cコード C0342

内容説明

古代から脈々と研究が続く物理学。20世紀には、自然界には4つの力(重力、電磁力、弱い力、強い力)が存在することが証明されたが、ミクロからマクロまですべての事象に通用する4つの力の統一理論は、アインシュタインも成し得ない課題であった。ここ10年間に急激に進歩した「超ひも理論」が、その宿題を解決する最終理論(theory of everything)と目されている。物質の最小単位が「ヒモ」だとするこの理論は、4つの力を統一するだけでなく、宇宙の始まりもヒモであり、我々は10次元の宇宙のうちの4次元面という膜に住んでいる、という宇宙観まで打ち出した。

目次

第1章 ナゾの重力波―エネルギー保存則が破れている!?
第2章 ヒモダ様―物質の究極はヒモだった!!
第3章 オリンポスの四神―ついに4つの力を統一できた!!
第4章 ビッグバン!!―真空さがしの旅
第5章 超ヒモの誕生―真空が励起されて…
第6章 グラビトン―ナゾの粒子は重力子だった
第7章 量子マジック―非摂動効果=トンネル効果で解決
第8章 異次元からの重力波―1/r2からのズレをさがせ!!
第9章 ビッグクランチ―宇宙の終わりは、次の始まり

著者等紹介

川合光[カワイヒカル]
1955年、大阪府に生まれる。東京大学理学部物理学科を卒業。東京大学大学院理学系研究科修士課程、博士課程を修了。Cornell大学物理学科assistant professor、東京大学理学部物理学科助教授、高エネルギー物理学研究所教授を経て、現在は京都大学大学院理学研究科教授。理化学研究所理論物理学研究室主任研究員を兼務している。1984年、「格子ゲージ理論」で日本の物理学界における最高の名誉、仁科賞を受賞。その際使った行列模型で、超ひも理論の定式化に成功した

高橋繁行[タカハシシゲユキ]
1954年、京都府に生まれる。ルポライターとして、科学・人・笑い・葬式を主要テーマに取材、執筆を続ける。科学雑誌、一般誌で活躍。近年は本書でも描いたマンガにチャレンジ
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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