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明治人の力量

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  • サイズ B6判/ページ数 396p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062689212
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

内容説明

明治期、日本が列強より認知され、侵略の危機にさらされないために、国家目標としたのは「不羈独立」だった。帝国憲法制定、藩閥と政党による議会政治の進展、条約改正、軍事力強化と朝鮮半島・大陸への関わりなどは、西欧に伍す強国たらんとした苦闘の姿だった。帝国議会の攻防の日々、調整者としての天皇、一般人の生活実態など、新知見を満載。

目次

序章 不羈独立を求めて
第1章 立憲政治の開闢
第2章 元勲内閣の手腕
第3章 島帝国の孤独
第4章 相次ぐ転機
第5章 巨頭宰相の真骨頂
第6章 明治の日蝕

著者等紹介

佐々木隆[ササキタカシ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、聖心女子大学教授。専門は国史学(日本近代史)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MUNEKAZ

5
「不羈独立」をキーワードに憲法制定からの明治後半を扱った一冊。藩閥政治から「伊藤派」と「山県派」の対立、そして桂園時代へと離散集合を繰り返す複雑な政治史を細かく追っており、なかなかの読み応え。とくに桂太郎を次世代の元老として高く評価しているのが興味深い。外交面ではあくまで島国の安全を求めてのはずだった朝鮮半島への介入が、日清・日露戦争とエスカレートし、深みにはまっていく様子が描かれている。反面で社会や民衆の姿には言及が少なく、意外と奥行きの感じられない印象もあるような。2018/05/03

0
完璧には理解することは出来なかったが明治という時代の密度にほんの少し触れることが出来た。 維新の立役者たちがその後は明治人として不羈独立を目指す群像劇に魅せられる内容だった。 近代というと複雑な印象だが人々が思惑を巡らせ行動することは面白い。 満鉄のもし話は興味深い。シーパワーや義兄弟のたとえは理解しやすかった。2012/05/07

R

0
桂太郎と西園寺公望がじつはすごかった。2011/08/30

ねむねむ

0
歴史素人の私が、細部まで理解するには、相当の勉強が必要。漢字がいっぱい。2009/09/15

いちはじめ

0
明治維新から日本の近代化の流れを追う。「日本の歴史」シリーズも近代史に入ると、身近な問題が目に付くせいか、素直に楽しめない部分も多い。2003/01/25

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