内容説明
短期間で近代国家を作り上げた明治新政府。そのめざしたもの、手法、担い手は?「藩」の遺産をどう清算し、また、取り込んだのか。新たな政策・制度は、いかにして村々まで伝達・徹底されたのか。地方官や戸長の役割と活動に注目し、「上からの変革」と人々の自前の対応に迫る。五箇条の御誓文から帝国憲法発布までを描いた意欲作。
目次
第1章 明治の「藩」
第2章 戸長たちの維新
第3章 士族の役割
第4章 官と民の出会い
第5章 内治を整え民産を殖す
第6章 憲法発布
著者等紹介
鈴木淳[スズキジュン]
1962年生まれ。東京大学文学部国史学科卒業。同大学大学院人文科学研究科博士課程修了。現在、東京大学助教授
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