王権誕生

王権誕生

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  • サイズ A5判/ページ数 378p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784062689021
  • NDC分類 210.1
  • Cコード C0321

内容説明

水稲は、列島をどのように変えたのか。なぜ、戦争が始まったのか。群雄割拠した国々は、いかに統合され、王権成立へと至ったのか。そのとき卑弥呼はどこにいたのか。最新の考古学が古代の謎を解く。

目次

プロローグ 弥生時代とは
第1章 稲作伝来
第2章 コメと日本文化―日本的農業と食生活
第3章 青銅のカミとマツリ
第4章 倭人伝の国々
第5章 情報の争奪と外交
第6章 倭国乱れる―王権への胎動
第7章 王権の誕生
第8章 王権の伸長
エピローグ 世界史と現代へのまなざし

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゴールドまであと942日

23
 日本史のシリーズもの、中央公論社出版の日本の歴史とあわせて、日本史の流れはおおむね知ってはいるものの、著者、出版社によって、歴史の流れに対する捉え方が異なる。それが面白い。正しいか間違っているかは別にして、歴史の流れがわかってくるだけ、さらに面白い。中国文明の影響があって初めて、日本にも文化文明が歴史に残った。それまでもそれなりに文化はあっただろう。それを文字にして記録した。それで過去のことが現在にわかる。中国から遅れるkと数千年、朝鮮からも千年は遅れた。その間、当然、歴史は進んだ、社会も変貌した。2023/04/29

しーふぉ

19
弥生時代から卑弥呼やクニの形成について。銅鏡の分布や古墳など専門的な分析でなかなか付いていけなかった。邪馬台国論争とかの話を膨らませた方が入門として読むには楽しめる気がする。2017/04/02

高橋光司

4
エピローグより… 「二十一世紀も変わらぬ水田景観のなかで、弥生以来変わらぬ人々の営みと金色の稲穂の揺れる喜びを子供たちにみせたい。水草を食むメダカや昆虫のいる水路、トンボや白鷺の舞う世界の何かを教えたい。」 この一文には共感…です。2016/04/23

Mr.deep

2
著者的には多分メインテーマっぽい「マツリ」論は神学論争にも程があってちんぷんかんぷんでしたが、弥生時代の生活の復元とか、古墳時代の「クニ」の栄枯盛衰集合離散の推定とかは実に面白く読めた。2023/11/26

たけし

1
弥生時代から古墳時代にかけて、日本がまとまっていく過程を描く。考古学的に話を展開するので、読みにくい部分も多い。稲作伝来から即弥生や、邪馬台国か何かの強い国が日本を作っていった、というような拙い理解が吹き飛んでいった。弥生や古墳といった時代は激動の時代であって、今の日本の土壌が作られた時代であったようだ。2023/02/18

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