出版社内容情報
皇帝の座をめぐる、甥と叔父の運命の戦い!中国、明の成祖永楽帝は、甥にあたる建文帝を武力で追って帝位についた。幸田露伴の名作(にして難解)といわれる『運命』を、現代の言葉で語り直す! 小学上級から
内容説明
1398年、明の太祖洪武帝が崩御したあと、二十二歳の建文帝が即位した。心やさしく、気弱な若き皇帝の地位をかためんとする側近たちは、実力のある皇帝の叔父たちを追いつめる。やがて、叔父のひとり燕王がおこす「靖難の役」。中国悠久の歴史の中で、皇帝の座をめぐり、甥と叔父との激烈な戦いがはじまる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
17
幸田露伴が歴史小説を書いていたのは知りまぜんでした。靖康の変は、世界史の授業で習っていましたが、こんなにも複雑なはなしだったとは。流れるような筆運びで見事です。このシリーズ面白いなあ。2019/12/30
天茶
1
★★★★☆2022/08/15
つき
1
幸田露伴の代表作「運命」を原作に、田中芳樹が執筆した作品。 今から600年ほど前の中国、明時代に起こった皇帝と、その叔父である燕王が起こした「靖難の役」。2人の皇帝だけでなく、彼らを取り巻く人々の運命の壮大さに驚きました。 本編読了後、解説を読んで「まじか!」とひっくり返りそうになりました(笑) 解説までしっかり読んで欲しいです。2016/08/13
キーにゃん@絶対ガラケー主義宣言
0
2003年5月21日
◎
0
落城後の建文帝の話をもっと読みたかった2018/04/11




