内容説明
小学中級から。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
藤月はな(灯れ松明の火)
54
「不思議な芋虫」は東京創元社文庫の『怪奇小説傑作選 英国編1』で読んだ夜にベッドの毛布の上から体中や顔中を這いずりまわろうとする芋虫の夢を見て怖かった思い出があります。押絵のベッドの上にいる大量の芋虫の描写がグロテスクすぎて怖い!!表題作は恋のお邪魔なキューピッドとして空回りしたり、幽霊としてなりたくなかった短気で支配的な男の幽霊にならずに済んで万歳って言っちゃう幽霊さんが可愛すぎます^^『首を挿げ替えられた話』は押絵の奥さんの顔がふっくらしていて可愛いと思っていたので個人的にちょっと勿体無いかも・・・。2015/03/29
ワタナベ読書愛
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1996年刊行。「105号船室の怪」「生首にかわったすいか」など東西の名作怪談8話を収録。かなり豪華な執筆陣。話の筋が読めない、面白い作品ばかり。児童向けの文庫だが、大人でも十分に読みごたえがある。文字が大きめの親切設計。特に印象的なのは「首のすげかえ」(中国:蒲松齢)。恐ろしい&ユーモアがあり、ハッピーエンド。あまり美人ではない妻と絶世の美女の首のすげ替えをして、幸せになるという罰当たり&うらやましい話。人間は本音で生きると幸せになるのかもしれない。首以外は良かったが、顔だけが残念だった。おしい!2022/06/08
食パン
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小42020/12/08