講談社文庫<br> 凍る夏

講談社文庫
凍る夏

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  • サイズ 文庫判/ページ数 551p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062649209
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

【内容紹介】
殺人鬼ミッドナイト・アイの魔手が真夏の街を氷の惨劇に陥れる!

〈神はかく言いたまいけり〉。連続殺人鬼の出現に人々が怯えるなか、犯罪記者(クライム・ライター)ラッセルが遭遇したのは謎のメッセージと元愛人の惨殺死体。現場から立ち去った人影は紛れもなく友人マーティ警部、犯行は連続殺人鬼と同一手口。魔の手はやがて、病床に伏せる愛妻に!愛と憎悪、欲望が渦巻く傑作サスペンス。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

がぁ

3
これはミステリーなんだろうか、ハードボイルドなんだろうか。よくわからなかった。殺人事件の描写は克明だが、犯人の内面性は薄っぺらくて、これまたよくわからない。夫婦の情愛にももう少し踏み込んだ部分が必要だと感じる。2014/06/13

白玉あずき

2
「サイレント・ジョー」が良かったので期待したのだが、ミステリーとしては微妙。ミッドナイト・アイの連続殺人、連続殺人を偽装した「元愛人」の殺人事件、脳腫瘍をわずらう妻との物語、この3層の構造。連続殺人はゲロゲロのスプラッタ度高く、ミステリーとしての面白さも無く単なる舞台装置。「元愛人」の殺人についてはマーティとの関係性が不思議で理解不能。妻に対する主人公の気持ちは読みごたえあり。ミステリーとしては残念、文学としても不十分。だけど最後まで引っ張られる。作者の評価は「カリフォルニア・ガール」を読んでみてから。2013/07/31

yos

1
脳腫瘍に冒され、刻一刻と死に近づいている主人公の妻イザベラのある意味潔いまでの美しさに圧倒される。話は二転三転し、いい加減に読んでいると、誰がどうなって何がどうなるのか、混乱をきたすこと必至。最後には、きちんと謎解きされ、ストンと落ちるようになっているし、ストーリーに充分意外性もあるが、連続殺人鬼の扱いについては、多少不満が残る。スプラッタな場面が多く、場面を子細に思い浮かべながら読むと気分が悪くなるので注意。2001/08/11

0
★1/22000/10/24

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