内容説明
ゴルフは二割がテクニック。あとの八割は哲学、ユーモア、友情、悪態、そして呪い。早打ちダンカン、ヒトラーの大ダフり、虎の伝説、メジャー泣き笑いなど博覧強記な著者が綴るドラマの数々。スコアを忘れて楽しみたい草ゴルファー達に捧げるプレーより面白い“読むゴルフ”。こんなにゴルフが楽しかったとは…。
目次
第1ホール 意のままにならぬゲーム
第2ホール この精神がわからんのか
第3ホール 隠されたドラマ
第4ホール 男と女
第5ホール 原点への旅
第6ホール 伝説の男たち
第7ホール 上達への道
第8ホール メジャーの泣き笑い
第9ホール ホールインワン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ぬぬよよ
8
私は下手くそゴルファーですが、こんなかっこいいゴルファーになりたいと思わせる名エッセイです。2023/07/24
Hotspur
2
俚諺に曰く、「ゴルフは二割がテクニック、八割が他の要素で成り立つゲームである。その要素とは、哲学、ユーモア、悲劇、ロマンス、メロドラマ、友情、思いやり、悪態、呪い、気の利いた会話、哄笑などが挙げられる」。この八割をカバーした夏坂健によるゴルフ絡みのエッセイ集。現代のポリティカル・コレクトネスやフェミニズムの観点から見れば、残念ながら相当問題含みの内容が散見される20世紀の作品だが、読んで楽しいエッセイ集であることは間違いない。2023/07/26
yyrn
2
ゴルフはまったくしないが、ゴルフの本を読むのは好きだ。特に夏坂健の本にはハズレがない。この本は98年初刊なのですでに書店にはないだろうが、図書館にはあると思うのでウンチク好きは一度読むとイイ。一度読んだ人でも10年も経てば忘れているだろうから、もう一度読むとイイ。何度読んでも面白く、ゴルフというスポーツにあれこれと思いを巡らせることができる。惹句に『ゴルフは二割がテクニック。あとの八割は哲学、ユーモア、友情、悪態、そして呪い』とあるが、そのとおりなんだろうなと想像する。2013/07/26




