内容説明
バンコクの一流ホテルで活躍する日本人女性、フィリピーナに溺れて全財産を失った男、ラオスの奥地でショウガを作っている人、カオサンにたむろするバックパッカー…様々な日本人がアジアで生きている。なぜ、彼らはアジアにはまってしまったのか?『マニラ行き』で話題を呼んだ著者による書き下ろし。
目次
私の旅じたく
カラバオに乗って、ピナトゥボ火山の麓まで
スラム―混沌という名の「楽園」
ルビーの指輪
バハラ・ナ―どうにかなるさ
ビルマの日々
インレー湖と浦島太郎
マニラ・おとり捜査の顛末
オリエンタル・ホテルのナオコ
上海で髪をカットする〔ほか〕