内容説明
母と八歳のぼくを残し、３０年前父は姿を消した。リングの上で栄光を掴めば、父を探せる。そう思い定め、ぼくはプロ・ボクサーになった。しかし挫折。いったんは父への思いを断ち切った。だが、父に逢いたい。そしてぼくは海を渡った。圧倒的リアリティで胸に迫る感動の実話。
目次
第１章 沖縄の混血ロックン・ローラー
第２章 沖縄へ、Ａサインのコザへ
第３章 アキラ
第４章 グリーン・ボーイ
第５章 父の住むマニラ
第６章 ぼくにとっての父、父にとってのぼく
感想・レビュー
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暗黒大陸すがわら
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ギラギラと生々しい生命の中に、哀愁を孕んだ作品を残した故・砂守勝巳のルーツ探求ノンフィクション。 戦後の沖縄、アメリカ・フィリピン・沖縄人・奄美人・日本人それぞれの人生が入り交じり生れた混血児の一人である著者本人が沖縄での混血児を中心としての戦後を取材。そして、幼き日にフィリピンへと渡った父との再開までを追った剛腕ノンフィクション！忘れ去られた名著を是非読んでいただきたい。沖縄を取り巻く問題の一辺をかいまみれる。2020/04/26
