内容説明
亡き母が遺した「謎の言葉」の意味を解き明かすため、女性コラムニスト・タイラーは、スペリオル湖畔にある故郷の町を訪れた。自らの家系を調べるうち、数々の秘密を発見したが、過去を知る街の人々は何故か口を噤んだ。やがて、警告としての殺人が!のどかな避暑地に封じられていた殺意が今、彼女を狙う。
著者等紹介
高山祥子[タカヤマショウコ]
1960年東京都生まれ。成城大学文芸学部ヨーロッパ文化学科卒。『売名弁護』でや翻訳家デビュー。ほかに『逃げる女』『殺したいほど愛してる』(以上、講談社文庫)、『ママは新人シェリフ』(集英社文庫)などがある
ドゥルーリー,ジョーン・M.
本書の舞台であるミネソタ州ダルース、ルートセンに住んでいる女性作家。主人公ライター・ジョーンズの活躍を描くシリーズの2作目にあたる本書は、1997年度エドガー賞の最終候補作となった
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紀梨香
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祖母とか母の謎が…っていうテーマだとつい手が伸びてしまいます。謎解きはあっさりめ。スペリオル湖畔の町と周りの人々が魅力的。2015/01/22
もっち
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自分の子どもと養子と合わせて6人の娘を育てている女性や、共にレズビアンの老姉妹など、魅力的な人物がたくさん2009/01/22
ni-ni-
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レズビアンの主人公。面白かった。このシリーズ、他のも翻訳希望。2006/12/09
Theodore
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久々の当たり作品。主人公を始めレズビアン率が異様に高いミステリー。とはいえ謎解きパートはそこまで難しくはなく、この手の話をよく読む人なら途中で真相はわかる。なのでこの話は推理ものというよりは母を亡くした主人公が立ち直るまでの再生物語として読むのがいいかもしれない。ただし事件の内容はかなり胸糞の悪くなる話。そしてシリーズ物らしく(他の巻は未訳っぽい)姉との確執など解決されてない問題もある。できれば翻訳してほしいものだが無理だろうなあ…。2024/04/02
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