出版社内容情報
【内容紹介】
セミナー参加中の人妻が失踪した。夫には「しばらく家へ帰れない」と電話が1度あったきり。宿泊先のホテルの部屋に残された新聞の切り抜きには、法曹界の大立て者である男の写真が……。2人の子供を持つ彼女に何が起こったのか?事件の背後に、邪悪な陰謀を嗅ぎとった女性刑事ソノラの執念の捜査が始まった!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつぼう
5
男勝りな女性刑事ソノラが活躍するシリーズ第2弾!セミナーに参加する為にシンシナシティに訪れていた人妻が失踪。夫から捜索依頼が持ち込まれるところから物語が始まるけど、失踪の裏側にやり手の検事キャプランの存在が・・・。キャプランの過去を探るうちに様々な疑惑が生じるけど本当に彼が犯人なのかは読んでのお楽しみ。パートナーでもあるサムとの微妙な距離感がこれから発展する恋を予感させるけどソノラの気持ちが前向きになるまでは無理なんかな。ソノラの目線から描かれてるから最後まで一本道って感じがするけど逆にそこがいいのかも。2010/02/09
じょじょ
3
前回と違って展開が早いからあっという間に読破。細かい部分の説明がないけど まぁ要らないっちゃ要らないんだろうな。2019/06/19
シーラ
1
女性刑事ソノラシリーズ。失踪した美人妻。自ら失踪したのか、連れ去られたのか。ストーリーはいい。ただ、どうもソノラがね…ふらふらし過ぎて好きになれない。2012/03/15
tsukasa_oishi
0
犯人は最初からわかっているのでそういう意味でのミステリ要素はない。しかしその男は、市民に多大な信頼を寄せられ、マスコミも絶賛し、なによりも警察からの信望も厚い地方検事なのだ。彼の犯行であるという確かな証拠を探す、という観点からお話は進んでいく。この地方検事が本当にいやな男なので、読んでいると是が非でも逮捕してやりたいという気持ちになる。まあ現実にはこういう気持ちがえん罪へとつながっていくのだろうけど、これは小説なので心配はご無用である。主人公は、アメリカの女性作家がよく書く典型的な強い女性。もうステレオタ2004/04/01