講談社文庫<br> 長銀破綻―エリート銀行の光と影

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講談社文庫
長銀破綻―エリート銀行の光と影

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  • サイズ 文庫判/ページ数 237p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784062647298
  • NDC分類 338.64
  • Cコード C0195

内容説明

総資産二十六兆円の巨大銀行が破綻して一年、長銀は米資本に譲渡されることとなった。だが、問題は本当に解決されたのか?政府・自民党、大蔵、日銀はなぜ長銀救済に固執したのか?子会社群はどう不良債権隠しをしたのか?エリート銀行と日本の金融システムの闇に迫る衝撃のドキュメント。緊急文庫化。

目次

譲渡―1999年9月
プロローグ―終わりの始まり
第1部 ドキュメント・長銀「最後の夏」(激震―1998年6月;奔走―一度目の「長銀救済」;弥縫―住友信託という土壇場の選択)
第2部 飛ばされた不良債権(逸脱―危険な融資への傾斜;疑惑―ペーパー会社の果たした役割)
第3部 長銀はなぜ「政争の具」となったか(迷走―泥沼の「長銀処理」;癒着―「宏池会銀行」としての長銀;破綻―歪められた「国策銀行」)
エピローグ―「新・護送船団方式」の誕生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

nobody

5
巨悪を暴く本は大抵こんな風だ。「ここに汚物が撒き散らされている。黒い染みは面積○○、変化の度合はこう。成分を分析すると人糞○%、ゲロ○%、さらにその成り立ちをたどるとアミノ酸○%、アンモニア○%……」、誰がなぜ汚したかという根本的なことには触れない。判らないのか、触れたくないのか。いずれでもなく、気づきたくないのだろう。世を賢者として罷り通る秘訣は、気づかないことである。するとそもそも長銀とは何なのかも気づかなくなる。昭和40年代から存在意義を失った、時代遅れになった、だから生き残り策を模索したとあるが、2022/03/29

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