内容説明
透き通るように碧く、どこまでも広がるエーゲ海。ギリシアの神々は、ここでどんな午睡を楽しんだのだろうか。またオリンポスの山のなかで、どんなドラマを繰りひろげたのだろうか。ギリシアの旅は神話を手がかりに、心身の癒しを求めて歩くのが最高。ストレスだらけの現代人にピッタリの一味違った旅ガイド。
目次
1 古都アテネとアッティカに花吹く神話(アテネ―女神アテナ ポセイドと争う;アテネ―不倫妻アフロディテへのみせしめ ほか)
2 ギリシア悲劇の舞台(キタイロン―羊飼いオイディプスを拾う;テーバイ―ヘラクレスの出生地 ほか)
3 縁起を詠う最古の神話(コリントス―メディアの慟哭;エピダウロス―医神アスクレピオス ほか)
4 エーゲ海を彩る神々の島(クレタ島―ゼウス誕生;クレタ島―「ヨーロッパ」発祥の地ゴルテュン ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
13
ギリシア神話と紀行文と旅行ガイド。写真が白黒なのが残念なところだけど、これが面白くないわけない!と思って読んだんだけど、面白くないんだな、これが。がっかりするほど。とにかく致命的に文章が下手くそ。突っ込みどころが多すぎて、内容が全然頭に入ってこない。時間ばかりが無駄に過ぎていく。数ページに1度はそんな文章にぶち当たるので、読みながらストレスが充満してくる。いやあ、しんどかったわ。2019/01/18
えいた5
2
本書のエピローグにもあるように、ギリシアの観光地のみならず、あらゆる文化にギリシア神話と深い関係がない分野はなかったとのこと。欧州のその他の国を旅した経験からも、多くの宮殿や遺跡、劇場の壁や天井画、彫像、絵画などにギリシア神話から題材を得た作品が非常に多いことに目を見張る。ギリシア神話の場面を取り入れることによって権威付けされるような、そこまで浸透しているといえる。著者がたどった旅先の遺跡、古代の美術、工芸品、食材などの豊富な写真とともに語られる神話の断片により、神話へのイメージがより鮮明になった。2015/03/16
-
- 和書
- 宗教哲学研究 21