出版社内容情報
中村 天風[ナカムラ テンプウ]
著・文・その他
内容説明
日露戦争に諜報員として満州の野で死線をかいくぐり、奔馬性結核で死に魅入られ、東西の哲学者、宗教家を訪ねても得られなかった、人生の意味。失意の果てに旅先で偶然に会ったヒマラヤのヨガの聖者に導かれ、遂に得た、「積極的人生」の教え。幾多の人々を生き生きと活かした、哲人天風が説く感動の教え。
目次
序章 朝旦偈辞
第1章 生命の力
第2章 人生を支配する法則
第3章 潜在意識とその性能
第4章 言葉と人生
第5章 大いなる悟り
第6章 人生と運命
第7章 人間の生命の本来の面目
第8章 人生の羅針盤
第9章 第一義的な活き方
第10章 恐怖への戒め
第11章 勇気と不幸福撃退
第12章 理想と想像
第13章 一念不動
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
136
わたしは、このような財界人が行列を作るような中村天風とか、政治家が教えを請っていた安岡正篤については、今一つのめりこむことができない気がしていました。何で1万円以上もする『成功の実現』という本が売れるのかもわかりませんでした。一種の宗教であると感じていました。ただこの本を読んでみて、やはり、すごい経験をしてきてその体験をこのような本に凝縮しているのだと感じました。少しこの筆者のほかの本も読んでみる気になりました。2016/03/27
ehirano1
102
難易度が高いのですが、当方にとってはとても良書で何度も読むことになることを確信しました。 2014/03/13
33 kouch
85
真・善・美だけに心を注ぐ。心ひとつでその人はそのように変わる、これは宇宙法則。〈医者より病気に詳しいのは愚の骨頂…〉ここにこの本の全てがあるような気がする。医者は職業人として病を学ぶから良いが、患者が知るのは無意味なばかり。それどころか、だから病気になる。自分の意識で自分を定義づけていることを知る。考えてみれば当たり前のようだが、そのことに気がつかないのが人生。 大谷翔平きっかけで読んでみたが、とてもいい気付きを得ることができた。2024/10/13
ehirano1
73
どうも最近愚痴が多くなってきたようなので、いつもの拠り所(=本書)で自己暗示。何はともあれ取り敢えず「ありがとさん」と唱えることにします。2022/06/09
ehirano1
71
中村天風による「人間の生き方」についての「方法序説」と言っても過言ではないかもしれないと思いました。つまり、本書はデカルトの方法序説級ではないかと思います。2021/05/09