内容説明
心に傷を負った者同士の愛の行方―別れた夫と息子が死んだ。葬儀の帰途、悲しみに暮れるジュリアは一頭の羊を救うため列車を停める。その咄嗟の行動に惹かれたシルヴェスタは再会を願う。だがある日、シルヴェスタが帰宅すると、ジュリアが彼の家で眠っていた!孤独な男女の哀歓に満ちたラブ・ロマンス。
著者等紹介
山岡訓子[ヤマオカノリコ]
静岡県生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。訳書に、オズボーン『熱気球殺人事件』、ホール『大座礁』(講談社文庫)など
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感想・レビュー
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きうりっち
1
事故で夫と子供を亡くした女性と離婚したばかりの男性が偶然めぐり合い、結局結ばれるというおとぎ話みたいなストーリー。 以前に読んだ「満潮」が悲劇的だったので、これはほっとする結末だが、それだけに印象が弱く、読み終わった満足感も少ない。 英国では雑貨屋みたいなところで求人や不用品の案内をやってるようで、こういう地域の情報を手に入れられる場所があればいいのにと思う。コンビニでもやってくれないだろうか?2015/02/11
つるりん
0
悪意の塊のベンソン、女の塊のクローダ・メイが気持ち悪い。結局2人はうまくいくんだろうか? ジュリアの気持ちが読めない2012/08/04