内容説明
「プノンペンである男を捜して、この金を渡してくれ」流れ者が集まる白人バーで依頼人は囁いた。私立探偵カルヴィノはNY育ちの元弁護士。バンコク在住九年。タイ警察のプラット中佐が唯一の親友だ。二人はUNTAC統治下のカンボジアへ飛んだ。はびこる汚職、強盗、密輸、そして売春。哀愁の熱帯ハードボイルド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みっくん
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「悪魔を飼っていた男」、「アルアル島」とは、うってかわったハードボイルド。同姓同名の別人の作品かと思ってしまいます。この作品は本来は3作目らしく、キャラの紹介はあまりありません。カンボジアが舞台という、一風変わった設定ですが、ミステリ的な要素をもったハードボイルドで、結構楽しめました。カルヴィノのキャラが魅力的な感じなのですが、ストーリーがメインなのか、あまり描かれません。2作目ではどうなるかな?2015/07/04
ArcCosine
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ハードボイルド小説です。頭空っぽにして読める小説もまた楽しい。2012/07/31
のりってお
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ハードボイルドで、優しくて力持ちで、お酒が強くて、どっか寂しげで、仕事はめっちゃできて、これって男の憧れの姿なのかもしれないけど、面白くない。再読はない。2019/01/15