内容説明
米軍が沖縄に大艦船を集結させ上陸を開始。満身創痍の連合艦隊が乾坤一擲の反攻を、戦艦大和を囮として計画。主力は米潜水艦が撃沈したはずの超空母「信濃」。艦上にはミッドウェー以降の海戦で戦死者扱いのベテラン操縦士たちの護国軍神隊が搭乗する「紫電改」。手に汗握る感動のシミュレーション架空戦史。
感想・レビュー
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著者山村氏ってどこかで・・うわぁ、映画化もされた「湯殿山麓呪い村」を書いた人ではないか。99年に亡くなっている・・時の流れを感じたなぁ。さて、仮想戦記は本書を含めて2冊上梓されたらしい。本書は、原子力空母エンタープライズが登場するまで世界最大であった帝国海軍の空母信濃を題材にしている。信濃は史実では回航中に米潜の雷撃により潮ノ岬沖で沈没している。これを活かし、且つ機密保持の理由から戦死扱いになっている熟練飛行士に紫電改と彗星を与え、さらにあの戦艦大和を囮として、沖縄突入が敢行される。★★★☆☆☆2011/11/15