内容説明
大川で背広姿の水死体が浮かんだ。男は市内の外科医で借金苦による自殺と断定された。事件にきな臭さを感じたベテラン刑事・岩切鍛治は、独自の捜査を開始する。見え隠れするパチンコ業界の利権争い、そして思いもよらぬ同僚刑事の死。岩切の行く手に暗雲が立ちこめる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヨーコ・オクダ
7
シリーズ2作目。パチンコ利権が題材。以前、笹本稜平氏の作品でもそういう感じのモノを読んだけど、私腹を肥やしたい警察関係者、政治家が群がって、ヤーさんっぽいのも絡みつつ、互いに欲張り過ぎた挙句に事件が起こってしまうパターンかな。過去に大阪府警であったゲーム機賭博事件のこととか、リアルな情報も織り交ぜてあり、春団治的気質の刑事・ダンさん中心のストーリーも重みを増してくる。タイトル「四の告発」とは、ダイイングメッセージにまつわるもの。「四」は数字の「四」とは違うんだわね〜コレがw2015/10/25
あや
5
ダンさんの根気強い捜査のおかげで今回も真相を解明できて面白かった!2013/06/22
DONA
4
ダンさんの職人的な地味だけど緻密な捜査と、自分の信念を貫き通す覚悟が最後まで感じられて、とても良かったです。こんな刑事がいる限り、警察は大丈夫だと思えます。続きも読みます。2012/04/07
イチ
2
★★★★ダイイングメッセージが良い。2017/08/18
勉誠出版営業部
0
姉小路祐さんの『刑事長 四の告発』を読了。「刑事長」シリーズ第2弾。今回はパチンコ業界をテーマにしたもの。汚職モノが好きだなぁ…。2016/01/23