内容説明
ビルマ建国の英雄・アウン・サン将軍の娘に生まれ、オックスフォードに学び、英国人と幸せな結婚をする。良妻賢母にして賢明な主婦、政治嫌いの彼女が、なぜ非暴力の自由化運動にのめり込んでいったのか。１９９１年度ノーベル平和賞を受賞した「宿命」の女性の知られざる素顔とビルマ民主化運動を描く。
目次
序章 インヤ湖の囚人
第１章 崩壊するビルマ式社会主義
第２章 「宿命」の女性
第３章 ビルマと日本
第４章 闇将軍の素顔
第５章 怒りと叫びと銃声
第６章 すべて崩れる
第７章 ファイティング・ピーコック
第８章 飛べない孔雀
第９章 幻の女性宰相
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
James Hayashi
21
クーデターで軍政が敷かれていたビルマで無事民主化が進むかと思われたが、コトはそう簡単に行かなかった。血筋も素晴らしいが、頭脳も意欲も素晴らしく、ノーベル平和賞も受賞したアウンサンスーチー。軟禁、ハンガーストライキを乗り越え、ようやく政権をものにするが今年75歳になる。暴力を振るわず戦い続ける女性リーダー。見習うべきところは多い。2020/04/04
