ミュージック・ツリー

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  • サイズ B5判/ページ数 36p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784062626330
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

ねこの「ぼく」がバイオリンを奏でると、音が音符になってバラバラ落ちてきました。それを土に埋めると、音楽の木に育って・・・。ねこの「ぼく」は、夜、うさぎのロージーの家の屋根に上ってバイオリンを奏でます。朝になると、家の周りには昨夜の音楽が音符になってバラバラ落ちているので、ロージーはそれをひとつ残らず拾って届けに来るのです。「きっとぼくの演奏を気に入ってくれているんだ」。何かプレゼントしたい、と思い、「ぼく」はそれを土に埋めて毎日お水をあげるとあらふしぎ、やがて芽が出て、大きな木に育ちました。すると、どこからともなく鳥たちがやってきて、楽しい歌を歌います。これをロージーに聴かせなくちゃ! 鳥たちを留らせたまま、「ぼく」は木の鉢をロージーの家へ運びました。ロージーはすてきなプレゼントに大喜び。ロージーが喜んでくれて「ぼく」もとても嬉しかった、というおはなしです。

アンドレ・ダーハン[アンドレ ダーハン]
著・文・その他

きたやま ようこ[キタヤマ ヨウコ]
翻訳

内容説明

ふたりの気持ちがひびき合う、とっておきの物語。

著者等紹介

ダーハン,アンドレ[ダーハン,アンドレ][Dahan,Andr`e]
1935年、アルジェリア生まれ。フランスの国立パリ工芸学校卒。パリ装飾美術学校で美術を教えるかたわら、イラストレーターとして活躍。1987年に、初の絵本『ぼくのともだちおつきさま』を出版。パリ在住

きたやまようこ[キタヤマヨウコ]
1949年、東京生まれ。文化学院卒。絵本作家。「ゆうたくんちのいばりいぬ」シリーズ(あかね書房刊)で第20回講談社出版文化賞絵本賞、『りっぱな犬になる方法』(理論社刊)で1993年度産経児童出版文化賞推薦、また同書と『じんぺいの絵日記』(あかね書房刊)で路傍の石幼少年文学賞、『いぬうえくんがわすれたこと』(あかね書房刊)で第56回産経児童出版文化賞産経新聞社賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

117
甘いトーンのロマンチックなラブストーリー。夏の夜。月明かりの下でバイオリンを奏でるねこの『ぼく』。音色は音符になった地面に降り注ぎ、うさぎのロージーは大切に拾い集める。「最高のプレゼントをしたい」と考えたぼくは、ロージーから受け取った音符を花の種のように土に埋めた。水をあげて、毎日きれいな曲を聞かせて育てると……すてきなプレゼントができあがった。ちょっと重たそうだけど(笑)。想いが目に見える“モノ”になるのって、わかりやすいけれどちょっと怖いような気もする。2012年5月初版。2016/06/13

gtn

24
相手に応えたい、笑顔が見たいという思いがあれば、森羅万象の働きが協力してくれる。2021/09/11

千加

24
「夏の夜 月明かりの下 🌿ぼくは 演奏します。🌿ぼくの気持ちを音にかえて🌿」ねこのぼくがうさぎのロージーに最高のプレゼントを😌。純粋に夢みる女の子に戻ります。(ええ、心は乙女ですもの🐦️💝)2020/08/30

mntmt

24
とってもロマンチック!2017/05/23

ケニオミ

16
大切な人のために音楽を奏でる。大切な人は奏でられた音符を集め、奏者に返す。奏者は今度はその音符を育て・・・。心があったかくなるお話でした。機会があれば是非手に取って下さい。2012/06/02

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