内容説明
パリ・オペラ座のシャンデリアに住む、ネズミのディディ。どうしてもバレリーナになりたくて、オーディションを受ける決心をしますが…。
著者等紹介
ダーハン,アンドレ[ダーハン,アンドレ][Dahan,Andr´e]
1935年、アルジェリア生まれ。フランスの国立パリ工芸学校卒。パリ装飾美術学校で美術を教えるかたわら、イラストレーターとして活躍。1987年に、初の絵本『ぼくのともだち おつきさま』を出版。以降、多数の作品を発表。日本での翻訳出版も多い。現在はパリ在住
きたやまようこ[キタヤマヨウコ]
本名、北山葉子。1949年、東京生まれ。文化学院卒。絵本作家。「ゆうたくんちのいばりいぬ」シリーズ(あかね書房刊)で第20回講談社出版文化賞絵本賞、『りっぱな犬になる方法』(理論社刊)で1993年度産経児童出版文化賞推薦、『じんぺいの絵日記』(あかね書房刊)で路傍の石幼少年文学賞など受賞多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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たまきら
21
オペラ座で生まれ育ち、バレリーナになりたいネズミのお話。でも、問題は…オベラ座のダンサーたちはみな猫なのです!という設定がおかしかった。シャガールを思わせるやさしい画法。読後のオタマの感想は「アンジェリーナの方がかわいい」。くっそ~。2016/07/29
いっちゃん
13
猫の中に飛び込んでまで、夢を叶えたいディディ。頑張れば、夢は叶う!って思えるのはいいね。2016/01/07
Cinejazz
12
花のパリ75001番地オペラ座。シャガ-ルの天井画下のシャンデリアに棲むネズミの<ディディ>の物語。 オペラ座のバレエ団は監督もネコ、ダンサ-もネコ、ネコ、ネコの集団でした。それでも<ディディ>は、バレリ-ナになる夢を諦められずレッスンを繰り返していました。ある日<ディディ>は、昔からオペラ座に棲んでいる<オペラ座の怪人>に相談してみることに。「君のダンスは、本当に素晴らしい! バレ-団のオーディションを受けるしかないって!」と励まされ、ネコの集団に飛び込んでいくのでした。 勇気・才能・努力の絵本。2022/08/05
しろくま
3
パリオペラ座のバレリーナになりたいネズミの話。優しく明るい色の絵がすてきです。オペラ座のバレエ団は猫のバレエ団という設定がおもしろいです。人種などの違いなどにとらわれずに夢を叶えるために頑張ろうというような話に感じました。2017/02/10
kokotwin
1
ネズミのディディはオペラ座でバレリーナになりたいって夢があって、毎日練習に励んでいた。オペラ座は猫たちのもの。どんなに頑張ったて難しい夢だって思うだろうけど、本当に最後まで諦めなかった。諦めなかったら、夢は叶うんだって思わせてくれるお話かな。最後までハラハラしちゃったけど。2018/10/04