講談社の翻訳絵本
ミスタードッグ―ぼくはぼくだけのぼく

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  • サイズ A4判/ページ数 23p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784062626101
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

内容説明

だれのペットでも、番犬でもない、立派な老犬クリスピンと、ひとり生きる少年ジミーの、きみょうな生活がはじまります。よみきかせ、3さいから。ひとりよみ、小学校低学年から。

著者等紹介

ブラウン,マーガレット・ワイズ[ブラウン,マーガレットワイズ][Brown,Margaret Wise]
1910年、アメリカのニューヨーク市ブルックリンに生まれ、ロングアイランドで育つ。バージニア州ホリンズ・カレッジから、ニューヨーク市のバンク・ストリート教育大学に進む。卒業後、出版社に勤務し編集者となる。15年の編集者時代に、100冊におよぶ絵本を書く。その後、執筆に専念。1947年に出版した『おやすみなさいおつきさま』(絵/クレメント・ハード 日本では評論社より)で、圧倒的評価をえた、アメリカ児童文学・絵本を代表する作家。1952年、滞在先のフランスにて病没。享年42歳

ウィリアムズ,ガース[ウィリアムズ,ガース][Williams,Garth]
1912年、アメリカに生まれる。写実的で、動物たちの「やわらかい毛並み」も再現を心懸ける氏の魅力的な画風に、アメリカの子どもたちは、何十年も熱狂してやまなかった。この独特の画風で、20世紀のもっとも愛された子どもの本のいくつかに生命を吹きこんできた。1996年没、享年84歳

木本栄[キモトサカエ]
イギリスのロンドンで生まれる。ドイツのボン大学卒業後、翻訳家として活躍する。現在、ドイツ・ベルリンに在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Willie the Wildcat

17
自我。目覚め、意識、育む・・・。クリスピンとジミーの思いは同じ。先入観もない。仕事、炊事、洗濯、掃除・・・。”自由”だけではなく、規則正しい生活を通した”責任”も、読者に感じて欲しいのかな、という印象が残る。絵は、どこかUSの60'sを感じさせる。やはり、肉屋で手を繋ぐ後姿が愛らしい。たくさん語り合い、いい夢見てるだろうなぁ!2013/06/30

ヒラP@ehon.gohon

11
絵がとてもきれいな絵本です。 「ぼくはぼくだけのぼく」というこだわりが、ちょっと理屈っぽく感じられたのですが、クリスピンの気ままな生活には、羨ましさを感じました。 一人で何でもできてしまうのは素晴らしい事です。 でもジミー少年が同じようにして登場したのにはびっくりしました。 クリスピンの家に泊まっちゃって、家族が心配しないかな。2016/01/20

魚京童!

10
人攫いか!2015/10/12

遠い日

8
非常に哲学的な思考の自己規定。「ぼく」「自分」とはなんなのか?と、こちらにも問いを突きつけてくる。でも、このクリスピンの自己肯定感はスカッとしていて気持ちいい。自信に溢れて、「ぼくはぼく」で、「ぼくのぼく」のために、いろいろなことをするのだ。自由だな。2020/07/10

ツキノ

8
マーガレット・ワイズ・ブラウン作品。絵はあの『大草原』シリーズのガース・ウィリアムズ。「ぼくはぼくだけのぼく」っていうのも素敵。クリスピンは擬人化されているけれど、野原で飛んだり跳ねたり追いかけっこをするときには「犬」になっちゃうところがいい。 2015/12/29

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