出版社内容情報
心が元気になるための3つの方法 大好きだった親友が引っ越してから、さみしくて元気のなかったピンクの子象ベノが、森の賢者フクロウから教えてもらった《元気になるための3つの方法》とは? 幼児から
内容説明
大好きだった友だちが引っ越してから、さびしくて元気のなかったピンクの子象ベノが、教えてもらった、「元気」になるための三つの方法。
著者等紹介
バイツェ,モニカ[Weitze,Monika]
1956年、ドイツのミュンヘンで生まれる。教職免許を取得後、ミュンヘンで社会教育と心理学を学ぶ。障害者児童養護教育施設などでの仕事を通し、長く子供と接してきた。現在は企業での自己啓発などの指導が主な仕事だが、セラピストとして個人の患者の心理療法も行っている。現在もミュンヘン在住。この『いつだって ともだち』は彼女のデビュー作である
バトゥー,エリック[Battut,Eric]
1968年、フランス中部・オーベルニュ地方のシャマリエールに生まれる。早くから絵画に興味をもち、カレッジを卒業後、リヨンの美術アカデミーに入学。現在オーベルニュ地方の中心地、パスカルの生地としても有名なクレルモン・フェロン近郊に暮らし、絵本の制作を続けている。『いつだって ともだち』での、あたたかみのあるイラストは、彼の持ち味が存分に生かされている。また、他の作品にペロー版『赤ずきん』『青ひげ』(講談社/2000年秋刊行)がある
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
41
1番の仲良しのフレディが遠くへ行ってしまう。元気をなくし、食欲もないベノ。他の子象と遊んでも、かえって悲しくなる。思い余って知恵者のフクロウ「ホレイカ」に相談。ホレイカの助言が実に素晴らしい。悲しかったら(泣く)(話す)(心の中に友だちの部屋を作る)とアドバイス。次に進むためには泣くって大事なんですね。そして大事な人に話して慰めてもらい、心の中の部屋にはフレディ以外の部屋も作る。これで寂しくない。泣いて、話して、思い出をかみしめる。2025/02/17
Cinejazz
25
ここはアフリカの大草原。大好きだった親友のフレディが引っ越してしまい、寂しくてすっかり元気を失くした<ピンクの子象ベノ>が、森の賢者フクロウから教えてもらった「元気になるための3つの方法」...〝ひとつ、悲しい時には我慢せずに泣くこと〟〝ふたつ、悲しい気持ちを誰かに話すこと〟〝みっつ、心の中に友だちの部屋をつくること。その子とその子の想い出を仕舞っておけるから、いつだって会いたい時に会えるじゃないか!〟・・・ドイツ人セラピストの童話とフランス人画家<エリック・バトゥ->の癒しの絵本。2023/01/22
ふじ
17
これは…別れを経験するだろう幼児・児童にぜひおすすめ。大好きなお友達と急にわかれることになった小象が、賢者のふくろうに話をききながら元気を取り戻すまで。確かに時が解決するかもしれないけれど、きちんと「泣いて」「話を聞いてもらって」「心に思い出の部屋をつくる」という過程を踏めば、より穏やかな気持ちになれるだろう。2020/11/06
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
フレディという大切な友達が遠く離れてしまって悲しむべノ。ふくろうのホレイカにどうしたらいいのかを聞きに行く。「ひとつ、かなしいときにはがまんせずになくこと。」「ふたつ、かなしいきもちをだれかにはなすこと。」「みっつ、こころのなかにともだちのへやをつくること。」ホレイカ良い事言いますね。忘れる必要なんてないですもの。2019/07/15
ochatomo
13
スイスの絵本 引っ越していった親友が忘れられない時の助言といういいお話 エリック・バトゥーさんの絵がシンプルに添う 那須田淳さんの訳 原題“Wie der kleine rosa ELEFANT einmal sehr traurig war und wie es ihm wieder gut ging” 元本1999年 2000刊2018/10/17
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- 和書
- 英国の本屋さんの間取り