出版社内容情報
【内容紹介】
かたや但馬流独楽(こま)師・織之助、こなた卑怯未練な金門流名人・紋兵衛。男の意地と美女を賭けて、秘術の限りを尽して対決する独楽試合は、果たして吉と出るか、凶と転ぶか。息づまる一世一代の大勝負が、直情径行の熱血漢、織之助の人生を大きく変えていく。幕末の逆まく怒檮のなかを逞しく生きぬく若者の数奇な運命を奔放な想像力で描き出し、大衆文学の魅力を定着させた、面白さ抜群の大長編、一番勝負!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みい⇔みさまる@この世の悪であれ
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☆×4.5…独楽勝負という世界を垣間見れる痛快な作品です。何が痛快か?といいますとずばり織之助の人柄。熱血漢そのものです。そんな男が恋をしてしまったんですからさあ大変です。しかもその女性が彼の勝負あの後に掻っ攫われていってしまったんですから。この巻はもうひとつの大勝負前で終わってしまいます。にっちもさっちも行かない状況に落とし込まれた織之助はどうなるのかなぁ…2012/06/10
Auristela
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近藤勇の豪胆さや土方歳三の勇姿には脱帽しちまうなー。さすがに机龍之介や宇津木兵馬はいないけども!2014/03/15
冬至楼均
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新撰組なんかちっとも出て来ない。2013/05/18