出版社内容情報
アンドレ・ダ?ハン[アンドレ ダ?ハン]
著・文・その他
きたやま ようこ[キタヤマ ヨウコ]
著・文・その他
内容説明
気がつくと、きみがいた…。夜のまんなかで、「ぼく」が出会ったのは「おつきさま」。その瞬間から、心にしみる美しい物語がはじまります…。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やすらぎ
169
誰もいない風もない湖に波紋さえも消えていく。漆黒が水面に照らされている。気がつくと君がいてくれた。思いがけない出会いはうれしい。声をかけてみたけど音もなく沈んでいく。でもそれでもよかった。ただそこに居てくれるだけで。気がつくと君は居てくれるから。夜が明けるといつも消えてしまうだろう。今宵はいつもより近くに居てほしい。君はここにいる。目の前で微笑んでいる。また消えてしまうかもしれないけど。また照らされない夜がくる。君も照らされている存在であると聞いた。君は今も照らされているけど、今のぼくにはそれが見えない。2022/07/03
Hideto-S@仮想書店 月舟書房
95
気がつくときみがいた。船で一人遊びする【ぼく】の頭の上に三日月。独りで生きてきた同士だったから、お互いの存在が響き合った。一緒にいると楽しくて、はしゃぎ過ぎて海に落ちたつきを家に連れてかえり、たくさんの『はじめて』をした。ワルツを踊り、好きな本を読んであげた。こんなにおいしく食事をしたのもはじめてだった。出会いってステキなすばらしいもの。アルジェリア生まれのアンドレ・ダーハンさんの初めての絵本。1999年6月初版。2015/09/19
はる
83
あたたかいタッチの絵が素敵です。文章のあるバージョンと無いバージョンがあるらしい。私が読んだのは文章が無いものでした。でも、絵を眺めているだけでいろいろ空想出来るのが楽しい。こちらのほうが好みだと思う。素敵な出合いの物語。2019/07/03
seacalf
64
釣り下がってるおつきさま、思わぬ展開。他の方の感想にもあるけれど、友達というより恋人に感じるのに近い喜びを表しているよう思えた。天真爛漫な無邪気さはとても好き。と思ったら、あらら、文章がないバージョンがあるのね。ちょっと訳文に引っ張られてしまったので、これから読む人はきっとそちらの方が自由に絵から溢れる喜びを感じられるからいいと思う。2019/07/15
yomineko@ヴィタリにゃん
58
僕の友達はお月様🌕いつだって一緒にいてくれるから😊この絵本のお月様は紙みたいに軽いらしい。うちにもいてくれると楽しいだろうなぁ✨✨✨2024/12/18