内容説明
1ぱつで7ひきのはえをやっつけたゆうかんな仕立屋さん。『1ぱつで7ひき』とベルトにぬいとりをして、広い世界にでかけます。ゆかいなグリムのお話です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
12
グリム童話。イブ・タルレの絵を求めて。知恵ある仕立て屋がその機転のみで、自分の立場を固め、国を治める王にまで登り詰めていく物語。機転の利かせかたがからりと笑えるものでなく、なんだか己の賢さに酔うような印象が残って、後味のいい話ではない。グリムらしい小暗さとでもいおうか。2015/09/21
ナハチガル
9
てっきり日本人のイラストレーターかと思った。なんだかなつかしいかんじの絵だ。村上勉さんとか、あのへんの感じ。俯瞰による構図は、スーファミとかPS時代のゲーム(FFTとかポポロクロイスとか)を思わせもして新鮮。小道具や人物たちのコスチュームも丁寧に描かれていて好感が持てる。でもお話とあっていない感じもするので、もう少しおどろおどろしさがあるとよかったかと。B+。2016/07/27
花林糖
2
(図書館本)仕立て屋さんが知恵を使って大男や一角獣を倒して最後にはお姫様と結婚して王様になるお話。イブ・タルレのが可愛いらしいのでほのぼのとしたお伽噺になっている。2015/03/05
たくさん
0
仕立て屋さんの老練な感じがとても出ている。次々に一呼吸おいて種のある仕掛けを使ってやり込めたりときには少しの危険も顧みず行います。人の上に立つ人はこういう経験必要なのかなとも思わされます。かぐや姫っぽいおうさまも面白い。八犬伝かよ。 2024/11/23
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