出版社内容情報
【内容紹介】
SF・ミステリー・歴史ドラマが融合した、奇想天外アクション!!
「真田幸村VS天海・服部半蔵コンビという歴史ドラマを軸に、(中略)ワクワクさせる読み物の面白さにあふれている。」
奥飛騨山中に隠れ住む“魔界衆”を探り当てた真田幸村は、豊臣家再興のため、彼ら一族の助勢を頼み込むが聞き入れられず、結局、一族の中から選ばれた者たちが、外界を探るという名目で行動を共にすることになった。そこへ、怪僧・天海と忍び・九鬼族、さらに家康の軍勢が押し寄せてきた。妖かしの術VS御神器、血で血を洗う策略が展開する超絶バトル!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒデキ
31
豊臣家再興のために真田幸村が、 飛騨を訪れたことから、平和に暮らしていた「魔界衆」は、徳川との闘いに巻き込まれていきます。 横山先生得意の歴史SF、面白かったです。 でも、この真田の動き、秀頼が生きていなけらば成り立たないよなあ2025/03/27
緋莢
16
飛騨山中にある「魔界衆」が住む里へと辿り着いた真田幸村は、豊臣家再興のための助勢を求めるが、断られてしまう。だが、幸村らがやって来た事で 若者たちが外の世界へ興味を持ち、選ばれた数人が外界を探るために村を出た。一方、真田幸村が魔界衆と共に行動をしている事を知った天海は、九鬼族や伊賀の忍びたちを使い、壊滅させようとするが・・・ 2016/09/05
hibimoriSitaro
2
再読。2000年9月初版。大阪に向かう魔界衆にくっついてきたクソガキが,あろうことかあるまいことか御神器のひとつを持ちだしていた。蟻の穴から堤も崩れる。皆みなすべてこのクソガキが悪い。敵味方とくに誰が主人公というのでもなくあれよあれよと言う間に全員がバッドエンディングに傾れこむ,と思いきや,ふいっと横山さんにいなされた。おもろ。真田の残念がったのがどこまでも魔界衆の火力を利用しそこねたことであるのが度しがたくていい。2022/05/13
Hiroki Nishizumi
2
天海僧正恐るべし。そしてあっけない結末へ。2018/05/05
ねんこさん
2
魔界衆=宇宙人の末裔というネタはまあ伝奇ものでもそういうのあるから…とは思うが、流石に光線銃で撃ち合い最後は祖先の残したUFOを引っ張り出してきて山をふっ飛ばすのは乾いた笑いしか出てこない。真田幸村とはなんだったのか。2015/10/14