出版社内容情報
【内容紹介】
新千年紀(ミレニアム)元年に読む歴史ドラマ恋愛ロマン
律令制定・日本書紀編纂など、数々の歴史的偉業を成し遂げた女帝・持統天皇。その愛と苦悩の生涯をドラマチックに描いた王朝ロマン傑作が、ミレニアムに蘇る!
日本の黎明期(れいめいき)・古代大和。国家情勢が激動する645年、う野讃良皇女(うののさららのひめみこ)(のちの持統天皇)は誕生した。大化の改新により、豪族から天皇家へと実権を取り戻した讃良の父・中大兄皇子(なかのおおえのみこ)は、次々と政敵を排除し、ついに実質的な権力者となった。
有間皇子(ありまのみこ)への恋心を消せぬまま讃良は、父の命により中大兄の弟・大海人皇子(おおあまのみこ)に嫁ぐことになる。一方、中大兄に疎まれた有間には、非情な運命が待ち受けていた。冷酷で横暴な父への反撥心は、讃良に大海人への愛に生きることを決意させる──。父を越えたいと願い、愛に、人生に、強く生きた女性、持統天皇の物語。里中満智子が綴る大型歴史ロマン第1巻!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
南北
57
後に持統天皇となる鸕野讃良(うののさらら)皇女を中心とした物語で、本巻では讃良皇女が生まれてから15歳になり、大海人皇子の妻のひとりになるところまでが描かれている。どこまでも愛を求めていく讃良皇女をはじめとする女性たちと権力欲に取り付かれたような中大兄皇子などの男性たちとの対比がおもしろい。当初は孝徳天皇の子である有間皇子のことが好きだった讃良皇女だが、しだいに父よりも強い力を持ちたいと考えるようになり、大海人皇子を支えて行こうと決意するところが後年の持統天皇を彷彿とさせる。2025/01/25
そら
42
漫画で歴史のおさらい。主人公は持統天皇(鸕野讚良皇女)中大兄皇子が悪人に描かれてる。滋賀県民としてはちょっと残念(^_^;)。有間皇子、名前だけ聞いたことあるけどよく知らなかった。可哀想すぎる😭。白村江の戦いのため筑紫に遷都。日本史で習ったけど、すっかり忘れてた。なんか、懐かしい。2020/11/28
荒野の狼
29
里中満智子による奈良時代前後の漫画は三作あり、本作は時代的には最初のもの。私は時代的には最も新しい「女帝の手記」から読み、その前の時代の「長屋王残照記」を次に読んで本作を最後に手に取った。結果として、時間軸としては逆の順番で三部作を読了したが、後年どの人物が大人物になっていくかがわかるだけに、そうした人物が本作では幼少時から登場するのも楽しい。三部作を比較すると、本作が11巻、長屋が3巻、女帝が5巻であるせいかカバーされている歴史的事件と登場人物の数と読後の充実感は長さに比例した順位となる。2021/07/04
あや
26
持統天皇の伝記漫画。里中満智子先生が丁寧に描いていらっしゃる。中大兄皇子と大海人皇子の兄弟が権力を握っていく過程で多くの命が奪われ多くの女性が泣き・・・幼い持統天皇も政争のために払われた犠牲に心を傷めつつ叔父である大海人皇子の妻になる。他にも複数人妻がいる。1巻は持統天皇わずか15歳のところで終わる。中大兄皇子があまりにも冷酷極まりない人間であったことがわかるが権力を握るためには手段を選ばない人間がいつの時代もいたということか。万葉集を学びたい。また里中先生の後記漫画が素敵でした。2026/05/08
リッツ
23
里中満智子さんの歴史マンガ、ヒロインは『持統天皇』その父である中大兄皇子については、大化の改新を起こし、弟である大海人皇子から額田王を奪い、有間皇子の命を奪い…ざっとこんなイメージだったが漫画を読んで繋がりを知るほどにその複雑さ、権力のために奪われる命の多さ、やり取りされる婚姻関係…と驚きの連続。堅い話だろうという先入観は吹き飛んで作者の持ち味で男と女の生き様、人を想う気持ち、歌に込められた祈りと多方面から興味を惹かれる描かれ方。学生時代に読んでいたらもっと歴史や万葉集を勉強したくなったのではと。 2026/03/05
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